どえすな生徒会。（（JW）） (ページ36)

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さーてぃーしっくす。ページ36

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『っお兄ちゃん？！？』

いや、だって、今日は普通に大学があるはず。

だとしたら私の幻聴？
いやいやそんなはずは……

桃「や、山田くんっ！」

山「山田くん！じゃねえよ馬鹿。
俺の妹に手出した罪はでけえぞ？」

いや、やっぱりお兄ちゃんだ。
シスコンなところは何も変わらないもの。

『お兄ちゃん何で居るの？！大学は？！』

山「いやー。可愛い可愛いAの危険を察知して来ちゃった(笑) 」

てへっとふざける兄に若干の怒りを覚える。

…………来ちゃったじゃないよ、ほんと。

桃「いや、ほんまにごめんなさい！」

さっきとは人が変わったように望くんはお兄ちゃんに必死に頭を下げる。

山「はいはい、もう分かったから。今すぐぶっ殺してやりたいけど、俺の妹が可愛すぎて襲っちゃう小瀧の気持ちは充分分かるから許す」

………あれ。

助けてくれたのは感謝するけどそれとは別で1発殴らせて。

桃「ですよね？」

山「ですよねじゃねえよ(笑)」

完全に二人の世界。

全くもって私の入れる隙がない。

山「 …そんな事より、本題にいっても良い？A 」

『え？？』

まさかほんとに自分のことで兄がここまで来たとは思わなくて思わず声を上げる

桃「 …俺、失礼しますね」

気を利かせてくれたのか望くんはその場を立ち去り私たち兄妹だけの空間にした。

二人だけじゃないと話せないこと？

『何？？』

山「聞いてるはずでしょ。俺のことは」

お兄ちゃんのこと？

……ああ。そうか、生徒会の事か。

山「いつかAには話そうと思ってた」

『 ……何でこんな酷いルール作ったの』

山「 …しょうがなかった、あいつを守れる方法がこれくらいしか無かったから」

守れる方法？

………そっか、お兄ちゃんにも居たんだ、守りたい人。

『しょうがないって何？こんなふざけたルール作らないでよ。』

山「だって、俺がこのルールを決めなかったら今頃お前が標的になってたんだぞ？」

『そんなのただの言い訳でしょ？』

山「 ……話してやる、過去のこともこの学校のことも」

"……もちろん生徒会のことも。"

そして、お兄ちゃんは話し始めた。

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