2 スキやんか《 赤 》

心あたり* ページ39

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｢ あ … ｣


村｢ なんや心当たりあるんか？ ｣




半年ぐらい前 、
すばるの携帯の通知 、
すばるの鎖骨についた赤い痕

その話をすると


村｢ … あほ 、なんでその時相談せんかってん 、｣

って少しため息をつく村上さん


｢ あの時は 、そんなわけないかって気持ちがあったし 、
あの後色々あって 、お互い気持ちを再確認したから 、すっかり無かったことにしてて … ｣



ほんまにAだけやで 、
って言ってくれた言葉を思い出して
またじわっと涙がたまって
鼻がツーンとなる



｢ ごめんなさい 、こんな話してしまって 。
それに家まで泊めてもらって 、｣


泣かないように 、と言葉を発する



村｢ 何言うてんねん 、
Aは大切な人の大切な人やから
俺にとっても大切な人やねん 、な？ ｣



そう言って私の頬に手を当てる


村｢ こんなんしたら 、すばるに怒られそうやけど
今 、この涙拭えるんは俺しかおらんから ｣


そう言って 、私の涙を指で拭う




村｢ 泣いたらあかん 、泣いたら余計辛なんねん
色んな事マイナスに考えてまうやろ？
笑顔の方が可愛いねんから ｣


私の頬を少しだけつまんで
上にあげる


｢ っ … ｣

その言葉が嬉しくて 、
ポロッと涙が出ると


村｢ って言うた後に泣くんかい ｣

｢ ちがっ 、これはっ … 嬉し泣きで 、す … ｣



今日は本当に村上さんに救われた日
指じゃ拭えきれない涙に村上さんが私を引き寄せる


村｢ 今はどんだけ泣いてもええから
どんな理由で泣いてもええから 、
どんだけ泣いても側におったるから ｣




そんな優しい言葉にわんわん子供みたいに泣いて
その度に村上さんは私の背中を優しく撫でて
トントン 、と小さく叩いてくれて
ちーは私と村上さんの膝の距離が近くなったせいか
2人の膝の上を行ったり来たり 、



気付いたら 、泣き疲れてぐっすり寝てしまった





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今気付きました 、
一年後と一ヶ月後間違えてますね(^_^;)
全て一ヶ月後に直しておきました！

後 、標準語が得意ではないので
もし変だなと思うところがあったら教えてください(^_^;)

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