【イナイレ】「好き」の証明をしてください。 (ページ3)

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貴「なに？」

私は下を向き、少し機嫌悪そうに言った。

だって晴矢ともっと話してたかったのに急に呼ぶから.........

？「こっち向いてよ、A。」

下の名前で呼ばれたのに反応し、ばっと顔を上げた。

するとそこにいたのは懐かしい顔だった。

「久しぶり」と言って私に声をかけたのは石川リオ、私の元カレだった。

リオとは去年別れた。

原因はリオが新しく好きになった人ができたっていうから。

あっちもバレー部だから会うのは久しぶりではないんだけど。

貴「なに？なんのようですか？10秒以内に済ませてくださーい。」

石「全然変わってねぇな。お前、やっぱおもしれぇぜ！」

10秒以内って言ったのに全く答えようとしない。

貴「リ......ううん、石川くん、早くして。」

石「リオのまんまでいいよ。ねぇ、ここじゃ話せない話があるから放課後外周終わったらちょっと抜け出してきて。よろしく、」

私が答えるよりも先にあの馬鹿は走って行ってしまった。

私はムカついて、晴矢のとこへ走って行った。

南「なぁA。さっき話してたのって石川だよな。なんで話してたんだ？」

貴「ううん、なんでもない。あいつとはきっぱり縁を切ったんだもん。」

「ふーん、」納得できないというような晴矢の声が聞こえたような気がした。

〈つづく〉