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11晴矢side ページ11
「いってきたよー」そう言って戻ってきたのは嬉しそうな顔をした杏だった。
俺は無視して立ち上がった。
そうすると杏は腕を掴み、抱きしめてきた。
南「なにすんだよ。」
そう一言だけ言うと杏を払った。
蓮「なにって？彼女らしいことしてるのよ。」
そう言うと、どこへ行ってたのか話し始めた。
蓮「白野さん、すごくびっくりしてた。私と晴矢が付き合ってるって思ってるよ、たぶん。」
南「は？んなわけねぇだろ。俺はAを信じてる。」
杏は口を膨らませて自分の席に座った。
俺は俺の言った言葉にびっくりしてた。
試してるんだ。
これから先、こういうこともあるだろうから。
まさか、本気で俺と別れたなんて思ってないよな？
少し後悔している自分がいる。
隣を見れば友達と話して笑顔のAがいる。
いつもなら話しかけに行くのに今はできない。
たまに目があうんだけどすぐにそらされてしまう。
気づけば石川がAに話しかけている。
俺.........
このままでいいのか？
〈つづく〉
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作者名：はるぅ | 作成日時：2017年12月13日 18時
