33.体育祭2 ページ36
「パンフレット１部いただけるかしら？」
「ご来場ありがとうございます。どうぞ。」
「パンフレットくださーい。」
「はい。こちらですね。」
2人でパンフレットを配る。
あろまも普段は口悪いけどさすがにこういう場では礼儀正しく相手をしている。
「あ。パンフレットの余りなくなったな。」
「え？あー本当だ...取ってくるねー」
「いや、俺行くから待ってろよ。」
「いや。いいよ。行ってくるー。」
あろまに留守を頼み会議室に向かう。
「えーっと。余りは...ここらへんにあるはず...あっ！！あった。」
会議室を少し探すとすぐに目に付いた。
「よいしょ。」
案外重たく驚いたが力を入れて持ち上げる。
そのまま少しフラフラしながら段ボールを運ぶ。
「あれ？Aちゃん？」
不意に声をかけられて振り向くと秋斗君が立っていた......
「そんな顔しないでよ。俺傷ついちゃうからw」
無意識に顔をしかめていたらしく秋斗君は呆れるように笑った。
「何してるの？」
「...パンフレット運んでるの。」
「へー委員会の仕事かな？」
「そうだよ。」
「もしかして、あろま君とかな？」
彼は顔には笑みを浮かべているが目は笑っていない。
「...ねえ。答えて？」
答えを催促するように私に近づいてくる。
「...そう。」
「ねえ。俺言ったよね？あいつらと関わるなって。」
「今回は私じゃなくてっ！！委員長が勝手にっ！！」
思わず焦って声を大きくしてしまう。
もしこれで、あろまに迷惑がかかったら......
「ふーん。まあAちゃんが言うなら信じてあげてもいいよ。あっ。でも......条件がある。」
秋斗君はそう言うと私の口に指を当てた。
「Aちゃんからキスしてよ。そうしたら信じてあげる。」
「...嫌って言ったら？」
「さあ...でもきっと君が考えていることだと思うよ。」
あろまに迷惑がかかる......
そんなことはしたくない......
仕方なく私は背伸びをして彼にキスをした.....
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紙粘土(プロフ) - イロドリさん» コメントありがとうございますっ！！読んでいただけて嬉しいです。これからも更新欠かさずにやっていきますのでよろしくお願いします。 (2014年3月5日 16時) (
レス) id: ce060054a6 (このIDを非表示/違反報告)
イロドリ(プロフ) - 初めまして！えおえおのまさかのチューで失神してしまいそうになりました←更新楽しみにしてます！頑張ってください(´∀｀) (2014年3月5日 13時) (レス) id: 7ef1e844a6 (このIDを非表示/違反報告)
紙粘土(プロフ) - ぷよっちさん» コメントありがとうございますっ！！面白いと思っていただけて嬉しいです。これからも更新欠かさずにやっていきますのでよろしくお願いします。 (2014年3月4日 21時) (レス) id: ce060054a6 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよっち(プロフ) - どうも！面白い小説だなって思ってコメントしました！！更新たのしみにしています、頑張ってください！！ (2014年3月4日 20時) (レス) id: 5d6f6f880e (このIDを非表示/違反報告)
文. ＠(プロフ) - 紙粘土さん» はすれています、わざわざﾚｽ有り難う御座いました… . (2014年3月4日 16時) (レス) id: 8a3d93f498 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紙粘土 | 作成日時：2014年3月2日 14時
