雄也パパと８人の小人１。（ＪＵMＰｘＪＵＭＰ）ゆやパパシリーズ(１)

＝たからもの・３＝ ページ5

「んぁ〜〜〜〜ん。。。」


ころんだまま泣いている宏太に

光は急いで走って近付く。


「こぉーちゃ〜ん。。」



小さな体で、そう大きさの変わらない宏太を

優しく抱きしめ起こし、背中をぽんぽん。

「ほぉ〜ら、こーちゃん。泣かないで〜
　いい子、いい子〜。」


「んぅー。。ひぃかちゃぁ〜〜」


「こーちゃん、いたぃ？
　ど〜こ、いたぃの？ね、こーちゃん。」


「ん。んと、んっと、おしざー。」


「おひざ？ん〜‥じゃぁ、ひーがね、
　おまじなぃ。したげる♪」


「おまじにゃぃ？」


「ん。そぅらよ〜。ひーはねぇ
　まほーつかぃなの♪」


「わぁ〜〜。。ひかちゃ、しゅごぃ！
　まほぅちかぃ！」


「んっふー。。いーぃ、じゃぁするからねぇ〜。」


「んっ。」

こくん。っと頷いた宏太。


宏太は羨望の眼差しで、光をキラキラ見てる。



光は＿＿光は、いつどこで習ったんだろう？

ね、誰から教えてもらったの？


光は、お母さんみたいに...

僕が小さい頃、してもらったように

優しく優しく、小さな手で

宏太のお膝を、なでなでして言った。

「いたぃの。いたぃの。な〜くなれ。な〜くなれ♪
　ぴょん。ぴょん。ぴょ〜〜ん♪」


「んぅっ。。」


「んふふ。ね、どーぅ？
　こーちゃん、もうおひざいたくなぃでしょぅ？」


「ん。。んっ。ぃたくなぃよ。ひかちゃっ」


「あ〜、よ〜かった♡」



健気な光に僕は涙ぐみながら・・

ほぅー。っと一安心して

「さてと＿＿っ。」ってクルリっと

リビングのソファを見ると＿＿＿

「もぉっ。。まったくぅ〜〜〜。。」



僕はバタバター。ってソファに近付き

とっくに支度の終わってる慧ちゃんを

お腹に乗せ、ソファでまったり

ゴロゴロ、ごろりーモードの雄也パパさんにっ

「ちょっとーっお父さんっ！
　何してんのさ〜〜っ!!そんなゴロゴロして暇なら
　早く保育園組、慧と一緒に連れてってよねっ。
　まったくぅぅ〜〜っっ。。」


「ふふふ。わりぃわりぃ＿＿ついついさ〜
　慧ちゃんが余りにも可愛くってさ〜♡
　もぉ〜パパ、メロメロでさ〜。ついつい
　イチャイチャしちゃったんだよねぇ〜。
　け〜ぃちゃん♡」


「ぱぁぱ。ぱぁぁー、んまっ。」


「あ゛〜〜。。可愛い〜〜っ！！
　ホントもぉー天使っ！」


きゅぅ。きゅぅ。抱き締め

頬ずりしている雄也パパを起こし

ぐいぐいー。って背中押す〜〜


「もぉ〜ほ〜ら、お父さんっ！」

「何だよ〜侑李ぃ〜。」
　

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