雄也パパと８人の小人１。（ＪＵMＰｘＪＵＭＰ）ゆやパパシリーズ(１)

＝たからもの・３６＝ ページ38

「ね？ひーちゃん。」



「＿＿＿ひぅっ。。ぅんっ・・
　んっ＿＿んぁ〜〜〜〜んっっ。。」
　


僕の腕の中で、おっきな声で

わんわん泣いたひーちゃん。



小さな小さな、可愛い一生懸命な命。

こんな小さな体で我慢して、

強く居なくちゃって思ってくれていた＿＿

ごめんね。ごめんね、ひーちゃん。




「ねぇ〜ひーちゃん。
　も〜っとたくさん甘えてよ。
　ゆり兄はね、ひーちゃんに
　もぉ〜っと甘えてほしいよ？」


「んぅっ。。」

小さなお手手で、おっきなお目目を拭い

そして泣き笑い、もじもじ。しながら

「れも..れも、んぅっ。。
　ひぃ、ひぃね..てれりゅ、もん・・。」


「ふふふ〜。ひーちゃん、かわいぃ〜〜♪
　ね、こーちゃん。こーちゃんも甘えてほしいよね？
　ね、パパだって、そーでしょぅ？！」


宏太も雄也パパも

同じ仕草でコクリッっと大きく頷く。



宏太は、お鼻ふんふん。って興奮気味に

「んぅっ！ひかちゃ、ひかちゃっ。」


「なぁにぃ‥こぉーちゃぁん。」


「こーね、こー、ひかちゃ、すきっ。。
　らぃすきっ。」


「こぅちゃん・・」


「らから、んっと。。こー、ひかちゃと
　いるっ。じゅっと、はにゃれにゃぃのっ。
　いっしょっ。ね、ひかちゃっ。」


光は嬉しそうに、でも照れて

僕の腕の中に、きゅ。っと丸まって

こくり。っと頷き

「ん。ひぃ、もぉー‥こーちゃん、だぃすきぃぉ。
　ずぅーっと、いっしょぃてね。んふふー。」



「んっ。ひかちゃっ。」

光と宏太が顔を見合わせ、微笑み合う。



そんなほのぼのの中＿＿

雄也パパが割って入って

「な、光〜。パパにも甘えてよ・・な？
　な〜な〜、パパは？なーパパは？
　ひ〜か〜るぅ〜。」



光は僕の胸元に顔を隠して

「やっ。。パパ、やーらっ。
　もぅー。。ひぃ、はずかしぃーぃっ。」


きゅー。って小さな体を丸めて

僕の腕の中で縮こまる光が

可愛くて、可愛くて。



僕は、きゅ。っと光を抱き締めながら

スクッと立ち上がり

「ふふふ。さ〜て、帰りますか。
　ひーちゃん、みんなが２人の帰りを
　今か今かとお待ちですよ〜。ね？
　早く帰ろう、僕達の愛が溢れるお家にさ。
　ふふ。ね、お父さん。」


「ああ。そ〜だな、侑李。光、宏太。」

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