＝たからもの・３５＝ ページ37
「ん。・・んぅ・・んー」
光が腕の中で目を覚まし
バッと起き上がった＿＿＿
「こーちゃんっっ！」
僕は、光が安心する様に
きゅ。っと抱き締め囁く
「ひーちゃん、こーちゃんは大丈夫。
パパに抱っこされてるよ。
ね、安心して？」
不安そうな瞳をお父さんの方に向け
宏太を見た。
「こぅちゃ＿・・」
「ね、ひーちゃん。
こーちゃんは、だいじょうぶ。」
「ん。＿＿んぅ・・」
強くコクリと頷いて＿＿＿
光はポロポロと声を殺して泣いている。
光は＿＿＿
光はこんな小さな体で
とても大きな責任感を背負って居るんだ
こんなにも宏太を心配して
そして声を出さずに泣いている。
そんな光を見て、
胸が痛くて＿＿悲しくて。申し訳なくて。
どうしてあげたら＿＿いいんだろう。
「んっぅ・・。ひっくっ。。んっ。。」
光は声を殺して、しくしく泣く。
そんな光の真ん丸の頭にお父さんは手を伸ばす
「な、光＿＿偉かったな。な、侑李。」
「ん、ぅん。＿＿ひーちゃん、
とってもえらかったよ。ね？」
頭をポンポンされて、顔を上げた光に
僕は優しく微笑み＿＿お母さんだったら
お母さんだったら、きっと。
きっと、こうするだろうって＿＿。
ぎゅぅぅ。っと光を抱き締める。
大切に大切に抱き締めて
「ありがとう、ひーちゃん。
こーちゃんを守ってくれて。
とってもえらかったなぁ〜。
ね、ひーちゃん。」
「んーんっ。。」
えっぐ。えっぐ。泣きながら
光は首を振る。
「んっ。。みぃん、な・・
しんぱぃ・・させっ。。て。
ひぃ、は。えだぐな・ぃ・・もんっ。」
「そんな事ないよ、ひーちゃんっ。
ひーちゃんは、いつもいつも助けてくれるよ？
ゆり兄の事も、こーちゃんの事も。ね？
みんなの事だってっ。ね〜ひーちゃん。」
「んっ・・な゛ぁにぃ。」
「ひーちゃん、そうやって泣いていたら
苦しいでしょ？ね。大きな声で泣いていいの。
ね？みんな、ひーちゃんの事しんぱい〜って
したいんだよ。ね？」
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あひる☆(プロフ) - なっぱさん» なっぱしゃん！！こんなところに、コメントありがとうございますっ。わ〜、続きがみたいって言ってくださって、うれしいですなぁ〜( *´艸｀)がんばりますっっ！！ (2021年10月17日 16時) (
レス) @page48 id: 8ceccf49b1 (このIDを非表示/違反報告)
なっぱ(プロフ) - コメント失礼します！大好きな作品です♪慧ちゃんメインのお話も見たいです〜(*´-`)と、言うよりも続きを見たいです〜（ ; ; ）またお時間あったらアップして欲しいです！！ (2021年10月17日 9時) (レス) id: 8a51533431 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - たべっこさん» ありがとーござぃまするぅ〜。コメントいただいて、あひる☆もほっこり〜♪慧ちゃんですなぁ〜...何ゆえ、赤ちゃんなので、『ばぶばぶ』となりますが...よいでしょうか。てへへ（＞０＜〃） (2018年12月22日 18時) (レス) id: b9462f7f5c (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - ほっこりするお話ありがとうございます！慧ちゃんメインのお話も是非読みたいです！楽しみにしてます。 (2018年12月22日 0時) (レス) id: 330ed6c9f4 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - 苺みるく＆抹茶さん» わぁ〜〜ぃ。可愛すぎるをありがとぉ〜♪がんばっちゃぅぅ。 (2018年12月21日 14時) (レス) id: b9462f7f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あひる☆
| 作成日時：2018年11月24日 1時
