雄也パパと８人の小人１。（ＪＵMＰｘＪＵＭＰ）ゆやパパシリーズ(１)

＝たからもの・２２＝ ページ24

「可愛過ぎて・・こわぃよ〜♪」


「まぅー。。」


「んふふ♪可愛い可愛いけ〜いちゃん♡
　おやすみおやすみ、け〜いちゃん♪
　明日も笑顔で暮らせますように＿＿
　おやすみ、慧ちゃん。」



ベビーベッドの小さな三日月ライトを

ぽ。っと点け、部屋の電気を消す。



「んまっ。。まぅまぅー」



「ふふふ〜。慧ちゃん、ぽんぽこ♪」

慧ちゃんの真ん丸な、ぽんぽこお腹を

一定のリズムで、ぽこぽこ。ぽこぽこ。



＿＿僕が幼い頃、お母さんにしてもらっていたように

慧ちゃんが、寂しく悲しく＿＿ならないように。



「けぃちゃん...ぽんぽこ。ぽんぽこ。」




慧ちゃんの真ん丸お目目が

とろ〜りと、うとうとー。して

すぅー。っと夢の中に誘われるまで

優しい瞳で＿＿お母さんのような瞳で

慧ちゃんを見つめ囁くように歌う。



「ねんねこ、ねんねこ♪
　ねんねこ、にゃ〜にゃ〜♪
　かわいぃかわいぃけ〜ぃちゃん。
　ステキなステキな夢みてね♪」




＿＿＿＿＿＿




すぷすぷ。っと寝息を立てる慧ちゃんを見つめ

小さな声でお礼を言うの。


「ありがと、慧ちゃん。今日も笑顔でありがとぅ。
　ふふ。寝つきがよくって助かるなぁ〜♪
　おやすみ、慧ちゃん」



そっと、そっと＿＿ふわふわの髪に

ちゅ。っとキスを置き、三日月ライトを

ぱちん。と消した。




優しい月明かりに照らされた

慧ちゃんの寝顔を少し見つめてから

部屋を後にした＿＿＿。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




リビングでみんなが各々過ごしているトコに

カチャ。っとドアを開け

「侑李、ただいま戻りました〜。
　慧ちゃんは、よい子にねんねこ。しましたよ〜♪」



そう言うとみんなが

「「ありがと〜♪」」って一斉に言ってくれる。



それからみんなまた、各々過ごすんだよ〜。



さて、お茶でも飲もっかな〜。って思ったら...

チラッと和室を見ると、、なにやら揉め事？？



大貴とりょ―ちゃんの双子の間に..

ひーちゃんが入って、ぷんぷん。

「もぉ〜、、だめれしょっ。
　なかよくしなくっちゃっ。ね〜こーちゃん♪」


となりで宏太が、こく。っと頷いて

「んっ。なきゃよしっ。」


「ね、こーちゃん♪
　あのね、あのね、だい兄ぃとりょうに〜ぃ。
　ひーはねぇ、こーちゃんと、とってもなかよしなのよ。
　けんか、しちゃコトなぃの。すごぃれしょー。んふふ♪」

＝たからもの・２３＝→←＝たからもの・２１＝　〜ゆうりさいど〜

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