雄也パパと８人の小人１。（ＪＵMＰｘＪＵＭＰ）ゆやパパシリーズ(１)

＝たからもの・１６＝ ページ18

「ぃぃこだねぃ、こーちゃん♪」


光は、優しく撫でてあげるの

光の小さなお手手が、宏太の小さな真ん丸の頭

優しく撫でる。


なでなで。なでなで。


...不思議だ、不思議だね。

光は、誰に習ったんだろう。

あーやって、ちゃんと出来たら

優しく褒めて、頭を撫でてあげるの。



もっともっと小さい時の、記憶なの？

ね、光＿＿光はお母さんと一緒だね。

仕草が似てる、似てるなぁ〜・・。




光は、頭をぐぃー。って出してた宏太に

「こーちゃん♪」って呼んだ。

宏太は嬉しそうにパッと顔を上げ

２人は向かい合い、見つめ合う・・。

あ、カップルみたいだ〜。



「んふふ♪こーちゃん、ぃぃこだったね。
　よくできまちたっ♪」

そう言って、ちゅ。っと...

宏太のぷにぷにホッペにちゅーをする。

「んへへ〜。。ひかちゃ、、ちぅ。
　こーに、ちぅ。したのらー。てへへ〜♪」


ホッペを真っ赤にして照れてる宏太。


ふふふ。可愛いなぁ〜〜。も〜♪





さて。って僕も、もぐもぐーってオムライス食べてると...

雄也パパのお隣で大人しく食べてるりょーちゃんの・・

その隣で、元気まんまんの大貴が

「父ちゃん父ちゃん!!
　とーちゃんのオムライスッ!ちょ〜美味い!!!」


「ふはっ。そっか、大もパパのオムライス
　好きなのか〜。」


「おうっ。でぇ〜好きっ！！
　明日もオムライスでいーぐれぇだっ。」


「褒めてくれてサンキューな、大貴ッ。」


「おうッ!父ちゃんっ！」

グッと親指を立ててから、大貴は

ガツガツ。もぐもぐ。ガツガツ。

そして、案の定＿＿＿

「んぐっ。。」って喉詰まらす。。。



呆れたりょーちゃんが

「も〜〜、ほ〜ら大貴っ。落ち着いて食べろよぉ〜
　ほらほら、麦茶飲んでっ。ほ〜らっ。」



「んんっ。。」

こくり。っと頷き、手渡してもらった麦茶を

ゴクゴクゴクゥゥ―――ッ。って一気に飲んで

「ぷっはぁぁ〜〜っっ。。
　あ〜〜あっぶねぇ〜、、ふぃー苦しかった。
　あんがとー涼介。」


「いいえー。もぉぉ〜・・」



雄也パパが肩でゲラゲラ笑いながら

「しっかし、大貴。
　今お前、すっげ〜顔してたぞ。
　サル山のおサルみてぇーだった。
　な、圭人。」


「うん、すっごい顔、真っ赤だったね。
　くくくくっ〜。ね、裕翔。」

「うん、ホント。くくく〜〜っ。
　そう思うよね、ゆり兄もっ。」

「ふふふ、そうだねぇ〜♪
　おさるさんだったよ。ね、大貴。」

「う゛〜〜〜。ゆり兄、それって何ザル？？」

＝たからもの・１７＝→←＝たからもの・１５＝

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す