おれんじ(G 36 × G 0) ページ33
36「尚輝?どうしたん?」
ソファでスマホ弄ってればこっちに来てぎゅっとくっついてきた尚輝を抱き上げて膝に座らせれば俺の胸に顔押し付けて首を横に振る。
何もないわけないやろとツッコミは心に留めて尚輝の頭を撫でてやる。
36「幼稚園で嫌なことあった?」
「..なんもない」
36「何もなかったら泣いたりせんやろ?」
「..ないてない」
36「尚輝、何があったか言ってみ?」
話を聞こうとすれば膝から降りて逃げようとする尚輝の腕を捕まえてこっちを向かせて覗き込む。
「..いたいっはなしてっ」
36「ごめん、こっち座って話そ?」
「なおきねむたい」
36「ちゃうやろ?隠しても元気ないのわかるから教えて」
「げんきなくない」
36「ほんまか?1人で抱えたらあかんで?嘘ついたり隠し事するのもあかん、おとんに嘘ついたり隠し事せんって約束しよ」
何もないを貫くから 嘘ついたり隠し事せんって約束しよ と小指出せば絡めてくれたから指切りして尚輝が教えてくれるのを待つ。
36「ジュース飲む?」
「じゅーす..」
36「尚輝が元気なくないって言うなら信じるけど隠し事したら怒るからな?」
机にジュース置いてぽんぽんと撫でてからソファに座れば隣に座ってちらちらこっちみて様子をうかがってる尚輝。
36「ジュース取れる?」
「うん..ぱぱ、」
あのね、 って泣きそうになりながら いじわるされてるこたすけたらいじわるしてたこがないちゃってなおきどーんてされてけがしちゃった
ごめんなさい って教えてくれたから なんで謝るん?尚輝悪いことしてないやん と膝の上に乗せて抱きしめて撫でてやる。
「でも..」
36「助けてあげたんやろ?かっこええやん」
泣かせちゃった申し訳なさや怪我して心配かけた申し訳なさで謝ってくる尚輝をこれでもかってぐらい褒めてやる。
そりゃ心配もあるけどあの尚輝がお友達助けてあげたってすごいもんやで?
(尚輝助けれたん?すごいやん、見てみ?連絡帳にも助けてくれてありがとう って書いてあるやん)
(じゅーすのむ)
(飲んでええよ、せや パイナップルあるから食べる?)
(!たべる)
(今日は特別やで?)
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作者名:chocolate | 作成日時:2019年5月21日 1時