陸 ページ6
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はて、私はなんでこんなに気まづい食事をとってるのでしょう
我妻善逸とかいう男がこちらをニコニコ見ているからです
食べにくいったらありゃしない
「あのー、我妻さん?」
「うん!なに?あと、善逸って呼んで!!」
「そんなに見られてると食べづらいんですけど…」
名前呼びはあえてスルーするからね?!
「気にしないでAちゃんはおなかいっぱいになるまで食べてくれて構わないからね!!!」
「あの、それでもやっぱりなんというか…」
我妻さんからの笑顔が眩しいです
髪の色といい、笑顔といい
直視できません
何って言ったって、元々の素材がよすぎるんです
あ、性格に難ありですけどね
「Aちゃん俺のかぼちゃも欲しい?」
「え?でも我妻さんの無くなっちゃいますよ」
「いいのいいの!!俺嫌という程仲間が天ぷら食べるから今日くらいあげても全然平気だよ!」
少しは優しい所もあるんだなあ
なんか意外
でもかぼちゃの天ぷら好きだし
「よろしければ頂いでも?」
「食べ物共有するなんてやっぱり俺と結婚してくれるんだねええぇぇぇ?!
どこに住もうか?子供は何人欲しい?
Aちゃん可愛いからきっと子供も可愛い子が生まれるんだろうなああああぁぁぁ」
前言撤回
やっぱり苦手です
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作者名:シユン | 作成日時:2020年3月8日 11時