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｢お前俺の事好きって言ったくせにもう別の男と遊んでんの？やば笑｣
｢ちが…わない、けど…｣
｢俺が連れ回してるだけっす。そもそもA先輩のことフッたんならアンタには関係ないっすよね。先輩、行きましょ｣
｢え…あ、うん…｣
ぐい、と腕を引っ張られる。
ショッピがちゃんと言ってくれてよかった。
あーーー、明日学校で軽い女とか男好きって言われるんだー！わはは！！病む！！！
｢ごめんねショッピ。せっかく慰めてくれてたのに｣
｢いやこっちこそすみません｣
｢ショッピは何も悪くないよ〜まぁ、もう遅いしそろそろ帰ろっか｣
もうあたりは真っ暗。危ないから、とショッピが送ってくれることになった。出来る男かお前
｢今日はありがとね、楽しかった｣
｢それは良かったっす。……あの、A先輩。｣
｢ん？どしたの｣
言い終わる前に、ショッピに抱きしめられた。
え、何、何が起こってるの今
｢え、ちょ、ショッピ？なに？これも慰めてくれてるの？もう十分だよ？｣
｢俺、A先輩がフラれるの見て、正直ラッキーって思いました。慰めなんて嘘です。俺が一緒にいたかっただけです。｣
ボソリと呟く小さな声は震えていた。
｢A先輩からしたら俺はただの後輩かもしれません。でも、俺はA先輩が好きです。ずっと前から、好きでした。｣
｢……あ、え…その、今はまだちょっと混乱してて、返事は、まだ…｣
｢いつまでも待ってます｣
そっとショッピの腕が離れる。ショッピの顔を見ると今までに見たことないような優しい顔をしていた。
｢それじゃA先輩、おやすみなさい｣
｢…おやすみ｣
それから、ショッピのあの優しい顔が忘れられず。
｢ショッピ、返事遅くなってごめんね｣
返事はもちろん。
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