はじめまして ページ5
岸side
あれから気づけば2か月という長い時間が経っていた。
相変わらず仕事でもあの施設には顔を出して
最近は休みの日も顔を出すようになった。
「あれ、施設の名前変わったんすか」
施「えぇ「紫陽花」に変わったの」
少し前までは違う名前だったのに
今日来てみると「紫陽花」という名前に変わっていた。
確か紫陽花の花言葉って、、「家族」だったよな。
「いい名前っすね」
施「ありがとう。それでね、今日しょうくんたち体調もいいし、会ってみない？」
「いいんすか？！」
施「もちろん。まだ他の子達には会わせてないんだけど」
そう言いながら別ルートで中に入れてくださって
しょうくんたちが居るお部屋の前まで案内してくれた。
まだここの大人たちにも心を開いてない状態らしく
俺が会う事で何か変われば、、そう言われた。
俺なんかがそんな力を持ってるわけじゃないけど、、
この子達は絶対、明るい未来が待ってるはずだから。
＊
＊
施「スタッフは近くに居ますので、何かありましたら呼んでください」
「ありがとうございます」
そう俺に伝えると施設長さんは別の部屋に入って行った。
ふぅ、、緊張するな。
って俺が緊張するとその緊張が移るし
なにより表情が硬くなっちゃう。
それは1番良くない、リラックスして無理させないように。
白いドアを小さくノックする。
中から返事はないけど、小さな声で話しかけてゆっくりドアを開ける。
紫「誰だ！！」
「あ、初めまして。岸優太って言います」
紫「あ…あのときあっちゃ…」
「そう。覚えててくれたんだ。嬉しいな。中に入っていいかな」
そう言うと警戒したままだけど、入っていいと許可をくれた。
「ありがとう、何処に座ったらいいかな？」
紫「そこ、、ならいいよ…」
そう言って指さされたのは部屋の角。
？「だれ、いややぁ…涙」
紫「れん、大丈夫よ？」
ベットに寝てたソフトな関西弁を話す男の子が
しょうくんに泣きながら抱き付く。
あの子はれんくんっていうんだ。
？「かいも、こわい…」
そしてあのおめめがおっきくてかわいい子がかいとくん。
あの子、もしかして喘息持ち…？
？「だいじょーぶよ、かい。げーきくいりゅから」
あの子女の子みたい…。
でもよく見ると男の子？だよな。施設長さんから全員男の子って聞いてたし。
？「そーだよ、ゆーちゃもいりゅよ？」
あの子…俺と同じ名前。
これが俺たちの出会い＿。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 699人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
岸くん推し - はい！頑張りましょう！ (5月24日 20時) (
レス) @page29 id: 9b03f4350a (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 岸くん推しさん» 岸くん推しさん、初めまして。こんばんは。お返事遅くなってしまい申し訳ないです。はい！一緒にこれからも頑張っていきましょう (5月24日 20時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
岸くん推し - 一緒に頑張りましょうね！ (5月23日 17時) (レス) @page29 id: 9b03f4350a (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - オムライスとトマトさん» オムライスとトマトさん、はじめましてこんばんは。お返事が遅くなってしまって申し訳ないです。いつも読んでくださってるのですね、凄く嬉しいです！私なりのペースで偏りもあると思いますが頑張っていきますのでよろしくお願いいたします (2023年2月19日 19時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
オムライスとトマト - こんばんは！初コメント失礼しますいつも黒瀬さんの作品楽しみにしてます黒瀬さんのペースで頑張ってください！ (2023年2月18日 23時) (レス) @page7 id: 3e16c1cc65 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2023年1月31日 22時
