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岸side
病院の中に入って、受付機でカードを5人分通して
この前と同じ場所に座って名前が呼ばれるまで待つ事に。
海「ぱぱ、あれかしてぇ〜」
「お、いいぞ。皆で仲良く使ってね」
海「あい！」
そして病院で長い時間待つ事が
事前に分かってた俺は、おっきいスケッチブックと
色鉛筆を数本、持ってきてたんだ。
それだったら、みんなで仲良く
長い時間、待ってられるかなぁって思ってさ。
廉「んふふ、かいじょーじゅ！」
海「えへへ」
みんなで小さな声で、楽しそうに絵を描いてる。
40分ほどで、看護師さんが呼びに来てくれて
みんな怖がった表情に一瞬変わったけど
今日はお話しを聞くだけだよって教えたら
ゆっくりとした足取りだけど、診察室に入って行った。
「こんにちは」
先「こんにちは。みんな、よく来たね。偉いよ〜」
渡辺先生が、優しい笑顔で
褒めてくれたおかげで皆の表情が少しずつ和らいでいった。
先「今日は何もしないからね」
紫「ほんと？痛い事、ない？」
先「うん、無いよ〜。先生のお話しを聞いてくれたらそれでお終い。出来るかな？」
そう先生が聞くと、あい！！って揃った返事が返ってきた。
それから先生は、紫耀たちじゃなくて
俺に視線を移した。
先「みんなの血液検査の結果なんですけど…」
「はい、」
先「紫耀くんと海人くんは喘息の可能性があります、勇太くんと玄樹くんは貧血、廉くんは心臓病の疑いがあります」
「っ…」
そんなに。
具合が悪くなる日が多いって紫陽花園の先生が言ってた。
だから何かあるなとは、思ってたけど
そんな大きな病気が隠れてたなんて思ってなかった。
先「まだ採血だけなので、何とも言えませんが…紫耀くん達全員、決して軽いものではなく、一生付き合って行かないといけない病気だと思います」
「っ…」
でも、どんなことがあっても
俺はこの子達を守る事を決めたんだ。
病気があるのは悲しい事だけど
俺がそれで離れる理由にはならない。
「分かりました。どうしたらいいですか？」
先「そうですね。来週にでも検査をした方が良いですね。廉くんも海人くんも紫耀くんも、いつ発作が起きるか分かりませんし、玄樹くんも勇太くんも今は落ち着いてますが、いつ貧血を起こすか分かりません。なので早めに検査を入れましょう」
「はい、お願いします」
先生の言葉にお辞儀をして
次の検査の予約を取って今日は病院を後にした。
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岸くん推し - はい！頑張りましょう！ (5月24日 20時) (
レス) @page29 id: 9b03f4350a (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 岸くん推しさん» 岸くん推しさん、初めまして。こんばんは。お返事遅くなってしまい申し訳ないです。はい！一緒にこれからも頑張っていきましょう (5月24日 20時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
岸くん推し - 一緒に頑張りましょうね！ (5月23日 17時) (レス) @page29 id: 9b03f4350a (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - オムライスとトマトさん» オムライスとトマトさん、はじめましてこんばんは。お返事が遅くなってしまって申し訳ないです。いつも読んでくださってるのですね、凄く嬉しいです！私なりのペースで偏りもあると思いますが頑張っていきますのでよろしくお願いいたします (2023年2月19日 19時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
オムライスとトマト - こんばんは！初コメント失礼しますいつも黒瀬さんの作品楽しみにしてます黒瀬さんのペースで頑張ってください！ (2023年2月18日 23時) (レス) @page7 id: 3e16c1cc65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2023年1月31日 22時
