嬉しい変化 ページ11
岸side
仲良くなってから1か月。
俺は休みの日も紫陽花に顔を出すことが多くなった。
廉「ゆーちゃ！！」
「うお、元気だなぁ」
紫「あ、きしくん！」
「おぉ、しょう！ちょっとおっきくなったんじゃないかー笑」
紫「んふふ」
そして俺らの関係に嬉しい変化が訪れたんだ。
それは…
俺がこの子達を呼び捨てで呼ぶようになったこと。
それから廉だけ何故か俺のことを岸くん。ではなく優太と呼ぶこと。
こっそり廉に理由を聞いたら
皆と同じ呼び方なんてつまらない。から、らしい笑
何とも廉らしいというか。
とはいえ、まだ園の子達や、ここの先生方、スタッフさんたちとは
上手く馴染めてないらしくて…
馴染めない。というよりも、何をされるか分からない恐怖が勝ってしまってるみたいで
前に部屋から出てみたら、過呼吸を起こしてしまったと施設長さんから
連絡を頂いて、すぐに駆け付けたくらいだった。
少しづつ、施設長さんには心を許し始めてる。みたいなんだけど
それでもまだまだしょうたちと施設長さんとの間には長い距離がある。
：
：
施「岸さん、ちょっと」
「あ、はい。しょうたちここでいい子に待っててな」
紫「ん、すぐ戻って来てね？」
「もちろん。約束」
しょうたちにそう約束して、施設長さんに呼ばれて入ったのは
あの日、しょうたちに初めて会ったときに
お話ししたお部屋だった＿＿＿。
施「あの子達の事なんだけど…」
「はい」
その言葉を聞いた瞬間、なんだかそわそわして落ち着かなくなった。
嬉しい、そんなそわそわ感じゃなくて
なにか嫌な予感がするというか、何かが起こりそうで怖い。
施「岸さんが良かったら、あの子達のお父さんになってくださいませんか？」
でも、俺が予想してたよりも
はるかに「嬉しい」話だった＿＿＿。
「え、おれが…」
施「はい。あの子達ここにきて随分時間が経ったのに、まだ私たちに心を許してくれなくて…」
ここに来る子達は、沢山の悲しみや深い傷を負ってる子が多い
だからそんなに簡単に癒えるものじゃないのを知ってる施設長さんがそんな事を言うなんて
正直言えば驚いた。
施「あの子達が抱えてる傷が数週間で癒える事じゃない事も理解してます。でも…岸さんと一緒に居るとき心の底からの笑顔で、凄く楽しそうなんです」
「っ…」
施「すぐにとは言いません。考えてくださいませんか？」
その言葉に少しだけ時間を頂くことにした＿。
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岸くん推し - はい！頑張りましょう！ (5月24日 20時) (
レス) @page29 id: 9b03f4350a (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 岸くん推しさん» 岸くん推しさん、初めまして。こんばんは。お返事遅くなってしまい申し訳ないです。はい！一緒にこれからも頑張っていきましょう (5月24日 20時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
岸くん推し - 一緒に頑張りましょうね！ (5月23日 17時) (レス) @page29 id: 9b03f4350a (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - オムライスとトマトさん» オムライスとトマトさん、はじめましてこんばんは。お返事が遅くなってしまって申し訳ないです。いつも読んでくださってるのですね、凄く嬉しいです！私なりのペースで偏りもあると思いますが頑張っていきますのでよろしくお願いいたします (2023年2月19日 19時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
オムライスとトマト - こんばんは！初コメント失礼しますいつも黒瀬さんの作品楽しみにしてます黒瀬さんのペースで頑張ってください！ (2023年2月18日 23時) (レス) @page7 id: 3e16c1cc65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2023年1月31日 22時
