検索窓
今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:64,566 hit

おひさまの花3 カラ松 ページ8

「失礼しましたぁー!!」


あれから私とカラ松君はよくしゃべるようになった。

だけど授業中に喋るもんだから、今呼び出しをくらったのです!


「うわぁ。雨が降っているな…。傘もってきてない…」

「あ、私の使ってよ!」

「え?Aは?」

「私、いえ近いからさ!」

「…一緒に帰ればいいだろ?」


カラ松くんと、相合い傘っ!?


うふふ、なんて思っていたら



「やっほ。久しぶりだね。」


前から来るのはトト子先輩。


「婚約するんだってな」


「あ、なんだぁ、知ってたの?まだしないけど。卒業してからよ」


「…おめでとう。お幸せに。」


カラ松くんはスタスタあるいていった


今一瞬先輩の顔が…


もう一度振り向くと、涙を流すトト子先輩。


トト子先輩、まだカラ松くんのこと…






「誰と?誰と婚約するの?」

「…俺と付き合う、だいぶ以前から付き合ってる社会人が居てさ。」

「それ…って…!」

「しってたよ。それでも良かったんだ俺は。」


元から知っていたのに。なのにあんなにトト子先輩のことを…


「まだ、トト子先輩のこと好きなの?」


「嫌いになれるわけない。なる必要もないし…。ずっと憧れていたんだ」



だめ、だ。

「ず、るいね、トト子先輩。結局最初から最後までカラ松くんの気持ちふみにじって。」

泣いちゃ、


「カラ松くんがどんなに…「わかった風な口をきくな!」わかるんだもん!」


「ずっとカラ松くん見てきたから。あんなに誰かを真剣にすきになれるんだってはじめて思った。」

だめ…




「……でも、トト子さんを責める理由なんてAにはないだろう?」


私はたまらず走り出した。


「っおい!」


声なんて、聞こえない。


傘をカラ松くんとこの下駄箱に立て掛けておいて、雨の中を走った



…どうかしてる


わかりきっていたことなのに…


ちょっと優しくされただけ


ちょっと笑いかけてくれただけで…





冬の雨は、イタイ。


花が、枯れてしまう…

おひさまの花4 カラ松→←おひさまの花2 カラ松



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (89 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
105人がお気に入り
設定タグ:おそ松さん , 短編集 , カカ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

家宝 - 萌えポイント…なんていい響きの言葉…一話目からこの作品に惚れた… (2017年3月22日 15時) (レス) id: 1a92c3fcbe (このIDを非表示/違反報告)
カカ(プロフ) - 松莉さん» あぁぁ!!トト子ちゃん良いですよねぇぇぇぇ!!!あの髪型の破壊力は半端ないですよねぇぇぇぇぇ!!!!わかりますっ!! (2017年2月22日 2時) (レス) id: f9158bf3f2 (このIDを非表示/違反報告)
松莉(プロフ) - ああああああああああトト子マジかわいいマジ尊いああああああああああああトト子さまあああああああああああ (2016年10月17日 13時) (レス) id: 47241f618c (このIDを非表示/違反報告)
カカ(プロフ) - まつたけさん» 泣きますか…!嬉しい限りです!← チョロ松了解です!リク、ありがとうございます!!! (2016年8月29日 10時) (レス) id: f4df32b8af (このIDを非表示/違反報告)
カカ(プロフ) - 黒バイさん» 怖がらせてすみません…。安心してください!カラ松は優しいです…!……多分 (2016年8月29日 10時) (レス) id: f4df32b8af (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カカ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年1月27日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。