高嶺の花を摘んでください。 (ページ9)

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さっきからマークは口を尖らせてご機嫌斜め感出してる
不貞腐れるとめんどくさいからなぁ～

『ああ、悪かったって～ごめんよ～』

｢許さない‥‥｣

『でも面白くないのは本当じゃん？』

まぁ真面目なところはいい所だけど多少の面白さは欲しいよね～
マークイケメンで努力家だけどそこが残念。←

《ブーブー》

｢A‥‥携帯鳴ってる。｣

『おん？‥‥まじか‥‥』

【猫目男さんから着信です】

｢‥‥ん？携帯見て固まってるけど？｣

マークが私のことを不思議な目で見てくる。
でもミンジュは何か察したのか私の携帯を奪い取った。

｢あ‥‥やっぱり。ミンソクさんじゃん。｣

『ねぇ、これでもあの大企業キムグループの社長なの？暇を持て余しすぎでしょ。』

｢え！？あのキムミンソク！？｣

目玉が飛び出てくるんじゃないかって程に目を見開いてるマーク。
そりゃそうだ。私がそんな御曹司と連絡を取っているなんて想像できないだろう。

『もしもし～』

(｢よくもさっきは勝手に切りやがったな｣)

『何のことですか？？』

(｢さっきの電話だよ！｣)

『こっちは忙しいんです～』

(｢少なくとも俺はその数百倍忙しい｣)

なによその言い方は！！むかつくわ～
俺はお前より地位が上ってこと自慢したいわけ！？

『それなら電話なんてしなくてもいいんじゃないんですか？？』

(｢‥‥とりあえず今日はもう迎えにきてるから今すぐ教室から出てこい｣)

『は！？』

《ツーツーツー》

き、切れた！？何なんだ！？え？？
てかどうして私の学校知ってるの！？
そもそも私がまだ学校にいることまでも知ってるの！？
も、もしかして‥‥

『学校に盗聴器仕込んでないよね？』

｢え、いきなりどうしたの？こわっ‥‥｣

『奴は金の亡者だ。やっていてもおかしくない‥‥』

｢なわけないでしょ。早く行きなさいよ｣

『いやああああああああああああ！！』