49.The past＊過ぎ去った日�� ページ49
2011年4月
私が2009年の夏に事務所に入ってから、今まで多くの練習生がこのクラスを出たり入ったりした。
結局今の時点で残ってるのは、あの時の10人に去年入ってきたギョンスオッパと今年中国から来たタオちゃんを含めた12人だ。
そして今日、重要な話があるからと練習の後に会議室に呼ばれた私たち。
TA「えー、タオ、なんか悪いことしたのかなー？
SE「
CY「あー、やばい…俺がジョンイナのセンイルの時に間違えてチキン12人分を20人分頼んじゃったせいかな…」
DO「いや、そんな3ヶ月も前のこと今更怒られるわけないでしょ…」
CY「そうだよね？！だよね？！っはー、良かったぁ…」
DO「ま、チャニョルの普段の行い次第だろうけど。他に何か思い当たることない？」
CY「…え？他に…？なんかあったっけ…？」
ギョンスオッパの言葉で顔が青くなったり赤くなったり…ほんとこのオッパは忙しいな…
スタッフさんに挨拶しながらゾロゾロと廊下を歩いていく。突き当たりの会議室の前に着くと、ジュンミョンオッパがドアをノックする
SH「…失礼します。」
中へ入ると、イスマン先生と数名のスタッフがいた。
SM「やぁ、よく来てくれたね。実は今日、お前たちに伝えたいことがある。実は、来年3年振りに新しいグループをデビューさせることが決まった。君たちの中からそのメンバーを決めようと思っている。」
え…まさか、まさかの知らせに12人みんな黙りこくってしまった。
SH「この中から決めるってことは、この12人の中でなれないメンバーもいるということでしょうか…？」
SM「…それもまだ決まっていない。君たち次第なんだ。」
SH「そう…ですか…」
そんな…この12人の中で落ちる人もいるなんて…というか、落ちるのって私じゃないか…？そもそも私は女だし…
そんなことを考えていると
SM「さ、今日はとりあえずこれだけだ。また正式にメンバーが決まった時にここの会議室に呼ぶからね。」
そう言葉を残して、イスマン先生とスタッフさんは部屋を後にしてしまった。
何とも言えない空気のまま、その日は解散になった。そして帰る準備をしているところで、私はスタッフさんに呼ばれ別室に案内された。
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作者名：ジウ | 作成日時：2017年9月16日 2時
