【あんスタ】猫被り女は元暗殺者【暗殺教室】 (ページ45)

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にゃあ！ページ45

Aside

情報が不十分故に一人行動は危険と見なされた。
まだ行動には至らないものの誰かと登下校は
一緒にいてくれと言われた。

理由はＥ組の生徒とて派手な行動、言動はご法度。
故に襲われたとして一人ではどうする事も出来ないのだ。

赤羽｢A～、俺と組まない？
ほら、茅野ちゃんと渚も俺と近い高校にいるし。｣

貴『夢ノ咲とカルマの通ってる所遠いんだけどなぁ…』

赤羽｢ええー、ダメ？｣

1番遠いしカエデちゃんの家と夢ノ咲は逆方向。
女優だから下手すればこの中の誰よりも問題になりうる。

貴「うん、ダメ。
問題を起こして1番騒がれるのはカエデちゃんだよ。無駄な遠回りして目立った行動したら関わる人丸めて特定もされかねない。

1番わかってるよね、カルマが。」

将来に関わる行動は慎重にとって欲しいし
それならば暗殺教室の優等生だったカルマと渚に
カエデちゃんを任せたい。

赤羽｢…そんな信用されてないのかな｣

貴「…信用してないんじゃなくて
何があっても助けてくれるからって言う自信だよ。信用しかしてないってば。」

カルマは目を開いて唖然とした表情だった。
そんなに変な事は言ってない、そう思うのだけれど
何か言ってしまったのか、思い返してみる。

考えているとカルマに抱きしめられる。
力が強くて少し痛い。

赤羽｢…A｣

声が震えてる。
あぁ、泣いてるんだなって耳元の声で分かる。

後ろで話しかけていいのかと言う顔をして
私達を見る渚とカエデがいるので手招きをしてみる。

茅野｢そー言ってくれてるし護ってもらおうかな。｣

潮田｢A、何かあったら連絡してね。｣

私の頭をポン、と撫でて笑顔で言う渚に
わかったと返せば耳に取り付ける型の通信機を
私に渡す。

ボタンを押せば録音が届く、通知が届いて通話も可能らしい。

茅野｢あぁ…！と言うか、カルマくんは
Aから離れなさーい！私が抱きつくの！｣

赤羽｢えぇ、今は絶対やだ…
俺今、恥ずかしい顔してるから｣

茅野｢じゃあまとめて抱きついてやる…！｣

潮田｢う、っわあ！？僕も！？｣

私と同じぐらいだったカエデが少し私を上回って大きくなってるんだ、そう思う。

渚だって少し手が男の子らしい。
カルマもギリギリ頭が届くぐらいになっちゃった。

みんな、変わるんだ、そうおもった。