104話 ページ8
【前回までのお話】
シエルに●癖がバレたかもしれない。土に帰りたい。
シエルと俺は喋らず会話ができる。そして俺は独り身である。女経験については黙秘させて頂く。
詰まる所、俺はシエルとは適切な距離を保っていたと自分では思っていた。しかし考えてみると、中々近いかも知れない。あともうなにも考えたくない。穴があったら入りたい。
顔を手でおさえながらこれからどうしていこうか迷う。そんなとき、シエルが突然爆弾を落としていった。
『え?Aきずいてなかったの?』
………ん?
一瞬、思考回路がショートした。
「…え…おま、ちょ、それどういう…」
『まあ、そんなことはどうでも良いんだけど』
そういうと、真面目な顔で俺を見てくるシエル様。
Aに ひゃく の だめーじ
A は ひんし だ !
『あのさ、A…
僕さ、何も言わずに、突然こっちの世界に連れてきっちゃったでしょ?勝手に性別まで変えて…
もしかしたら、そのせいでAは結婚出来ないのかなって。
なのにA、ずっと何も言わずに僕と居てくれただろ?
辛い修行も、文句ばっかだったけど全部こなしてくれて…
僕ね、誰かとこんなに一緒に居たのって初めてなんだ。
だから、ありがとう』
そういって、初めてシエルは、屈託の無い笑顔を見せた。
そう、初めてなのだ。
先程受けた、どうでも良い発言は頭の中から吹き飛んだ。
今更ながら、シエルの事をほとんど知らないのだと、
自分だけが、勝手に、何でも言える仲だと思い込んでいたのだと思い知った。
恐らく、シエルにそんな気はない。だが、無意識なのだろうか。この子はまだ、俺に気を許してはいない。
俺だけが、
俺だけの、
一方通行
その瞬間、一瞬だけ、自分が黒く感じた事は
『…?A、どうしたの?』
シエルは知らない。
「……いいや、それより…魔装についてはなそうか」
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久しぶりの更新なのに下ネタばかりでごめんなさい。
長らく更新せずにすみません。携帯がやっと帰ってきました。
これから頑張らせていただきます。
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あまね(プロフ) - 1話1話の内容が読み応え(濃くて)があって、読んでいると時間を忘れる作品でした!更新頑張ってください(ケラッ (2021年8月7日 23時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴオレは正義!!(プロフ) - 長らく留守にしてしまい申し訳ございません。また頑張って更新させていただきます。これからもよろしくお願いします。 (2017年8月15日 20時) (レス) id: 7349353892 (このIDを非表示/違反報告)
sasa(プロフ) - 久しぶりの更新ですね。面白かったです。 (2017年8月10日 9時) (レス) id: eb4ed90277 (このIDを非表示/違反報告)
リオウ(プロフ) - 更新再開を心待ちにしてました! (2016年8月13日 10時) (レス) id: fcbe9efa34 (このIDを非表示/違反報告)
姉がうるさい - この小説とっても面白いです!早く続きが見たい!更新待ってます!! (2016年8月1日 16時) (レス) id: a4cdad4bd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イチゴオレは正義!! | 作成日時:2015年9月13日 1時