純喜 × 青春 ページ30
河野純喜
瑠『A寝んなよ?』
「寝ません」
隣から寝るなと言われているけど、
どうせ瑠姫だってスマホでゲームしてるの知ってるからね
お昼休憩が終わった後の5限目
お腹もいっぱいになって1日の中でも1番眠くなる時間
他の曜日なら間違いなく爆睡するけど
今日は木曜日
木曜日の私にはいつもの眠気なんてさらさらない。
窓側の1番後ろの席
いわゆる特等席である私の席からはグラウンドが良く見える
木曜日の5限になると私はいつも外を見る
今月はずっとサッカーみたい
お昼食べた後すぐだと言うのに
グラウンドをあちこちと駆け回り、
相手からボールを奪ってゴールを決める純喜
いつ見てもかっこいいけど、
やっぱりサッカーをしている純喜は格別だね
思わず純喜の姿に見惚れていると
純『 A …! す き や で …!』
純喜がこちらを見上げて大きな声で叫んできた
「…ちょっ、」
瑠『あいつまじで声でかすぎだろ笑』
横からはケラケラと笑う瑠姫の声が聞こえる
瑠『A大丈夫?顔真っ赤だけど熱あるんじゃない?笑』
「それ以上何か言ったら益々赤くなるからやめて」
分かってるくせに、瑠姫ってほんと意地悪
・
グラウンドの方に身体を向き直せば
またゴールを決める純喜が見える
あんなにも太陽と汗と体操服が似合う男は他に居るだろうか
…そんなにかっこよすぎたらモテちゃうじゃん、
…私と付き合ってるんだから
私の前だけかっこよくいればいいじゃん、
なんて考えちゃう私はまだまだ心が狭いんだろうな
・
「…ばーか」
私はグラウンドに向けてそう呟く
先『A、誰が馬鹿なんだ?うん?』
「…おっと、」
瑠『こいつ自分で自分の馬鹿さ加減自覚してるだけなんで大丈夫っすよ』
先『そうだな、ほら外ばっか見てないで板書取れ』
「…はい、」
それだけ言うと先生は教壇へ戻って行った
瑠『A、俺にありがとうは?』
「瑠姫に馬鹿って言われた」
瑠『そうとは言ってない』
「…でも、ありがとう」
瑠『俺が隣で良かったな』
何だか1人でブツブツ言っている瑠姫をよそに
あー早く放課後にならないかな、
なんて私の頭はまた純喜でいっぱいになる。
・
放課後
純『Aー!帰ろや!お待たせ!』
「ううん、純喜部活おつかれ」
教室を出るなりすぐに繋がれる手
純『今日、5限先生に怒られとったやろ?笑』
全部見えてんで、!
あぁ今日も純喜の笑顔が眩しい
Happybirthday to Junki
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梓(プロフ) - ひまわりうさぎさん» コメントありがとうございます😭先程歳上純喜との小競り合いのお話をアップさせて頂きました‼️自信は無いですが楽しんでくださると嬉しいです❣️ (2022年1月18日 11時) (レス) id: a0c207ee39 (このIDを非表示/違反報告)
だんご - 面白いです!!ほかのメンバーで浮気や嫉妬のお話が見たいです (2022年1月17日 22時) (レス) id: ff76bfb0d7 (このIDを非表示/違反報告)
よん - 浮気の話凄く好きです! (2021年12月9日 23時) (レス) id: 197e9e2b32 (このIDを非表示/違反報告)
フウキ - アイドルの蓮君と同棲してるお話お願いしたいです! (2021年12月7日 16時) (レス) id: df4d6de387 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - 同い年の彼女が不良に絡まれて怖がってる時瑠姫くんが助けて嫉妬する話が見たいです♡ (2021年11月10日 17時) (レス) id: 4e419ef1ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梓 | 作成日時:2021年10月24日 0時