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被害者3人目 ページ7

心side.






結衣「こ…こころ…」









警戒する結衣。



でも、構わないんです。







だって騙される貴方達が悪いのだから。







心「何ですか?」






結衣は決心した顔でこう言いました。







結衣「ごめん…」






その一言から私の心には、温かいものが広がっていった気がしました。






どうして、どうして結衣が謝るんですか?







…私が、全て悪いことなのに。







どうして、貴方は…







倉庫の中で沈黙が続きます。





その沈黙を破ったのがぱんぷきんでした。








ガラッ、ドン!






勢いに任せガラリと乱暴に開いたドア。






その音に私達3人は肩がビクリと鳴りました。









結衣の恐怖に怯える顔が見えます。






夢路の泣きそうな顔だって見えます。








そりゃ、みんなこわいですよ。








でもその時。




放送室で、なったのです。








『ぱんぷきんが二回、職員室に現れました。お気をつけください。』








なに、この放送は…?




今までこんな放送なかったはず。







グチャァッ





先生の死体が踏まれた音がします。






結衣は耳を塞ぎました。







夢路は涙を流しました。








そんなことして、危険な状態は変わりませんけどね…








ぱんぷきんのブーツの音がコツリ、コツリ…となっています。








…こちらに向かっているのでしょうか?







倉庫の中を私は探しまくり、隠れました。








他の、2人も。



ぱんぷきんのコツリ…という音が迫ります。









ドアに手がかけられキィッと言う嫌な音が聞こえました。







倉庫のドアが開きそうになりますが、








当然鍵はかかっているので開けられるはずがありません。






ぱんぷきんが倉庫から離れました。







諦めたのか?



そう思っていたのもつかの間でした。









『トリックオアトリート…トリックオアトリート…トリックオアトリート…






アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」









何かの歌を歌いました。




そしてその後、叫びました。









耳をつんざくような痛い叫び。




中は女の子だと言うことがわかりました。









だって異常に低い背。




132cm程しかない。








嘘でしょう…?









私たちを殺すのは…子供…?

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作品ジャンル:ホラー, オリジナル作品
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作者名:ぽむりんこむ | 作成日時:2017年11月17日 21時

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