ウワサ__ ページ1
「え?ぱんぷきん?」
ざわめく教室に私の声が溶け込む。
私、小原夢路!
「ええ、知らないの?」
妙にはしゃぐ千尋。
美人で、性格も良い完璧美少女だ。
「私もしーらないっ」
飛び跳ねてしまいそうな声で言うのが結衣。
頼れるリーダー的な存在。
「うちも!」
ワクワクした目でいうのが真子。
クラスのファッションリーダー。
「私は知っています…」
自信なさげに呟くのは心。
お上品で、男子からの人気はNo. 1。
「早く話してよ!」いちにー
子犬みたいに急かすのがまき。
とても楽しいキャラで一緒にいてとても楽しい。
はしゃぐ千尋がごくり、と唾を飲む。
千尋「は、話すよ?漏らさないでよね!」
夢路「なにそれ!んなことするわけないじゃん!」
結衣「早く、早く!」
真子「うん!」
真紀「聞きたい!」
みんなが急かすので千尋が「わかったよ…」と言った。
千尋「あのね…」
放課後学校に現れる妖怪ぱんぷきんは、
お菓子を探していて
お菓子をあげれば逃げれるらしいけど
でもあげなかったら…
千尋「殺されるって」
まき「ええーッ!?なにそれ怖ぁ〜!」
真紀の声で私は我に帰る。
こ、わ…
真子「ほんと、マジで怖い…」
夢路「だねえ…」
「確かめない?」
誰かの声がした。
結衣「でも…うち興味あるかも…?」
千尋「だよねえ!確かめない?」
拒否するも権利はなく、結局学校に残るハメに。
夢路「やだなぁー…」
嫌な予感が頭をよぎる。
ううんっ、いるわけないよ!
ちょうどこの噂をしていたのは10月31日。
ハロウィン…
こうして私達は確かめるために学校に残ることになった。
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作者名:ぽむりんこむ | 作成日時:2017年11月17日 21時