1．逆に慰められる ページ1
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大学生パロ 甘め(？) 微R 同棲設定
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今日は帰ってくるのが遅いらしい。
理由は特に言われてないけど、まぁ、そんなものか。
なんだよ冷め期かよ、って言われることがあるけど、
全然、むしろ、
気になって寝られる気がしない。
いつからこんな小心者になったのか。
何となく、ギターでも弾いとけば気が紛れると思った。
自分の部屋に行ってラックからアコギを引っ張り出すが辺りにチューナーが見当たらない。
探すのもめんどくさいなと思い、隣の部屋にいった。
そこなら探さずとも確実にあると思った。
ドアを開けたらすぐに、お目当てのものは見つかった。
最近、チューナー使わなくても音合うようになってん、って自慢してた。
だからって机の上にほっぽかれとんのか、かわいそうやなお前。
チューナーに向かって喋りかけるというか、語りかけるのも不思議な話だ。
部屋を出ようとした時、カーテンが開いているのに気づいた。
閉めてやろうと思い、窓に近づいた。
なんだ、窓も開いていたのか。
だからか。さっきから薄ら寒いと思っていたのは。
窓とカーテンを閉め、この部屋から早く出ようと思った。
…これ以上この部屋にいると、無理だ。
カーテンを引いたとき、香水の匂いがした。
いつもつけてるやつ。
俺が、好きな匂い。
「あー、無理や。」
フラッとベッドに寝っ転がる。
チューナー取りに来ただけなのに、なんか全部仕組まれてる気がしてきた。
フラッとベッドに寝っ転がる。
チューナー取りに来ただけなのに、なんか全部仕組まれてる気がしてきた。
脱ぎ捨てられたと思われるワイシャツを踏んでいたらしく、少しシワが出来ていた。
「アイロンくらい掛けろし…」
ふわっと、例の匂いが舞った。
もういいや。
この際仕組まれていたって構わない。
どこまでも思い通りになってやる。
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作者名：Haru | 作成日時：2018年6月28日 19時
