ごめんね、ありがとう,

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『ないです、気になってること』


櫻「そっか、でも気になることあるから、ちょっとそれを調べさせて欲しいかな」

「まずは、服着よっか、ごめんね、」


忘れてたけど、今服着てないんだった

思い出した瞬間恥ずかしくなってきた


『すいません、じゃあ、ちょっと服きます』


菊「ゆっくりでいいよ」


そう言ってカーテンを閉めた瞬間向こうから会話が聞こえてきた


櫻「あの、関係性教えて頂けますか」

結「施設の子と施設長です」

菊「お母さんではなかったんですね」

結「はい、養子のような感じです、Aは大丈夫なんでしょうか」

櫻「今はなんとも言えないですが、どこか体を悪くしている可能性が高いです」

結「そうですか……」

「あとどれ位時間かかりますか」

櫻「そうですね、今日は少しだけなので、30分程度だと思います」

結「分かりました」


そんな会話を聞いているうちに着替えが終わって

カーテンを開けた


櫻「今の話を聞いていたらわかると思うんだけど、ちょっと検査をしてもいいかな」


出て直ぐに、そう言った櫻井先生


『はい、大丈夫です、痛くないですよね』


櫻「うん、大丈夫、痛いことはしない」


そう言って頭をポンと撫でる櫻井先生に亮平くんが重なった


櫻「結城さんはこちらでお待ちください、菊池は手伝って」


菊「了解です」


何があるのか分からないけど、この2人の先生なら任せてもいい気がした


櫻「あぁ、痛いことはしないって言っちゃったけど、採血だけしてもいい？」


何かを思い出した先生はごめんねと言いながらそう言った


『大丈夫です、』


その後は何事もなく、検査が終わった


『ありがとうございました』


櫻「うん、お疲れ様、じゃあ、結城さんのところに戻ろうか」

「検査の結果出たら持っていくね、それまでちょっと待てって、菊池、Aちゃん頼んだ」


検査の中で少し仲良くなった先生たち

呼び方が変わったぐらいだけど……


菊「じゃあ、行こっか、しんどくない？」


それには大丈夫ですとだけ答えた

無事にあの部屋について結城さんと久しぶりの再会……そこまででもないか

安心したように笑う結城さんに私も安心した


菊池先生は櫻井先生に呼ばれたようで部屋から出ていった

結城さんと今日のご飯何するなんて話をしていたら櫻井先生と菊池先生が帰ってきて


櫻「最初の検査なので、なんとも言えませんが」

「Aちゃんは癌の可能性が高いです、そして全身に広がっています」

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