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『……ちょっと上せちゃっただけ』
医者である彼にそんな言い訳が簡単に通じるわけないけど
みんながこちらを見ている現状で強く突き詰めようとは思わなかったのか
何か言いたげな顔をしたまま
向こうへ襖を閉めて戻って行った
阿「疲れたらしいから、話し合いは帰ってからにしよ」
襖を挟んだ向こうからそんな声がした
多分、私を庇ってくれたんだと思う
岩「A、さっきより落ち着いた？」
ラ「Aちゃん、ちょっと顔色よくなったね」
『え？顔色悪かったの？』
そういうと
自覚ないの？真っ白だったよと
ラウちゃんに言われた
……だからさっき亮平くんあんな顔してたんだ
『亮平くんに、謝らなきゃ』
体を起こして、向こうへ行こうと思ったけれど
体は思ったように動かず、横にいた照くんに倒れ込んだ
岩「……A、今日は休も？限界だよ」
ラ「うん、そうしよ？僕も隣で寝るから」
体を支えていてくれた照くんが
ゆっくり私の体を布団に寝かせてくれて
そのままラウちゃんが横に寝転んで
照くんが布団を被せてくれた
『……ごめん』
ラ「もう！すぐ謝るんだから！気にしないで！」
『でも……』
ラ「でもじゃない！早く寝るよ！」
言い合いをしている私たちをお父さんのように見守ってる照くん
岩「俺も寝よっかな」
最初は向こうに行こうと思ってたらしいけど
私たちを見てか同じ布団に入ってきた照くん
ラ「岩本くん狭い！」
岩「いいじゃん、ほら、寝るよ」
そう言って少しスマホで何かをしてから
ラウちゃんと私を前から抱きしめた照くん
ラウちゃんも私を後ろから抱きしめた
ラウちゃんと照くんに挟まれて私は安心して眠りにつくことができた
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abe side
最近ずっとAが変
何が変かって言われてもわかんないけど、俺たちに隠してる何かがあるのはわかる
さっきだってあんな顔で大丈夫って言って
バレないわけないじゃん
深「本人がいないなら、何も確認出来ねぇよな……」
阿「あ、結城さん…結城さんは？」
そういえばまだお風呂に入っている結城さんがいた
いまさっきも見てたはずだし、結城さんなら何かわかるはず
そう思っていると少し急いだように結城さんがでてきた
阿「結城さん、あの、聞きたいことがあるんですけど」
結「……分かった、後で聞く」
そう言った後、襖の向こうに消えていった
……Aは何を隠してるの
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鼎(プロフ) - りんごチョコポップコーンさん» コメントありがとうございます！ゆっくりになりますが、お楽しみください！ (2023年3月5日 14時) (
レス) id: 132f7c277f (このIDを非表示/違反報告)
りんごチョコポップコーン(プロフ) - コメント失礼します！これからお話がどう進んでいくのか気になります！作者様のペースで頑張ってくださいませ！ (2023年3月5日 11時) (レス) @page46 id: 61d7d12311 (このIDを非表示/違反報告)
鼎(プロフ) - うな！さん» コメントありがとうございます！ゆっくりではありますが、頑張ります！ (2023年2月28日 21時) (レス) id: 132f7c277f (このIDを非表示/違反報告)
うな！ - このようなお話大好きなので、完結するまで見届けたいなと思っております！主様のペースで更新頑張ってください！無理はなさらず！！ (2023年2月28日 21時) (レス) @page44 id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
鼎(プロフ) - エビピラフさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！まだまだ未熟ですが、更新頑張ります！ (2023年2月4日 12時) (レス) id: 502fd21f62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼎 | 作成日時：2022年12月24日 0時
