ごめんね、ありがとう,

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あの後、ラウちゃんが複雑そうな顔をしたから

大丈夫、ほんとに大丈夫、中学生のうちは抱きしめられててあげて

なんて言ったら、当たり前じゃんって言ってくれるから将来安泰


結「みんな？晩御飯できたよ、降りてきて」


『ラウちゃん、晩御飯出来たって、降りよ？』


ラ「分かった、Aちゃんは？行かないの？」


『ううん、足痺れちゃって、すぐ降りるから』


分かった、ってすぐに降りていくラウちゃん

素直な中学生で助かる

それにしても、なんか最近足が痺れやすい気がする、すぐに直るから特に気にしてないけど

早く降りなきゃなくなっちゃうかもね

みんなの食べるスピードを思い出して、なんだか笑えてきた


すぐに足の痺れは直って、無事にみんなと一緒に晩御飯

蓮くんと友希ちゃんが引っ付いてるのはいつもの事で

もう、うちでは当たり前の光景

何故か今日は体調が悪くて、お風呂に入れそうにないから

宿題を終わらせて、明日の朝に入る事にした

結城さんには心配をされたけど、熱があるとかでは無いから

早く寝るということだけを伝えて、すぐに布団に入った


体調が悪い時はなかなか寝付けなくて、

寝付けない時はみんなのことを考えちゃう

辰哉くんは、サラリーマンで、みんなをまとめてくれてお母さんみたい

大介くんは、アニメ関係の会社で働いてて、明るいお兄ちゃん

翔太くんは、美容師さんで、冷たいけど、優しいお兄ちゃん

涼太くんは、料理人をやってて、無口だけど、温かいお兄ちゃん

照くんは、ジムのトレーナーで、静かに支えてくれる、お父さんみたい

亮平くんは、お医者さんで、頭が良くて、周りが見れるお兄ちゃん

康二くんは、カメラマンで、みんなを元気にしてくれる、関西弁のお兄ちゃん

蓮くんは、大学生で、モデルをやってて、かっこいいお兄ちゃん

友希ちゃんは、同級生で、体の弱い、でもなんでも出来る、完璧な妹

ラウちゃんは、中学生なのにしっかりしてて、頼りになる弟


みんな大好き、そう思っていたらいつの間にか寝てしまっていて

気づいた時にはもう朝になっていた

朝と言っても、6時だし、十分にお風呂は入れそう

時間ないから、シャワーだけでいいや

下に降りて、朝ごはんの準備をしてくれる、結城さんに挨拶をして浴室へ

男女兼用だから、ちゃんと使用中の札を出しておかなきゃね


シャワーでパパっと汚れを落としてすぐに出る

ただ、鏡に映る自分をみて、いつも醜いと感じてしまうこの時間が嫌い

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