ごめんね、ありがとう,

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向「友希！見といてな！もみあげ手裏剣！」

2人で笑いあって、いいなぁ……なんて


目「友希！ﾁｭ」

蓮くんにあそこまで近づけるなんて……


ラ「ゆきちゃん……だいすき」

……うん、そうだよね


大丈夫、大丈夫だから

こんな感情持っちゃダメ、友希ちゃんは病弱

友希ちゃんは妹、妹なんだよ？お姉ちゃんは我慢しなきゃ

目の前で絆が固く結ばれた気がした

……私だけどこか弱い絆が


12歳の時、目の前で友希ちゃんが倒れた

怖かった、

私がこんな感情を持ったから？私がいるから？

私がなにかストレスを与えた？

疲労ってそんなに疲れることをしてしまった？


そして、誰も私に気づくことなく友希ちゃんへの過保護さがエスカレートした


同時期に私の元に母が来た


母「A、Aはどこですか！Aを返してください！！」


結城さんがなんとか対応してくれて、私と母が会うことは無かったけれど

リビングで玄関から聞こえてくる怒鳴り声を1人で聞いているのが苦しかった

……ねぇ、みんなはどこにいるの？


外で遊んでいた時にまた母が来た


母「A、？一緒に帰ろ？ここにいても幸せになれないよ、Aがいなくなって、ずっと寂しいの」


ちょうど結城さんが買い物に行ってすぐで、

家には友希ちゃんの部屋で看病しているお兄ちゃんたちしかいなかった

この時は普通の対応ができなかったんだと思う

私は、誰にも言わず、1人で母について行った


もちろん、寂しい訳なく

母の家に入った瞬間、母は私を殴る蹴る殴る蹴る

体は薄い痣しか残っていなかったのに、気付けば元通りの体になってしまった

どうにか逃げて、家に帰った

結城さん以外に気づかれることは無かった

もちろん結城さんにはめちゃくちゃ怒られた

けれど、謝られたのが1番苦しかった


……もう、このまま居なくなってしまいたい

そう思ったことも多々あるけれど、お姉ちゃんだから、心配かけちゃいけないと

どうにか踏みとどまった


しばらくすると、過保護も少し落ち着いて

私にもほんの少し、目が向けられるようになった

ほんの少しだけどね


高校も同じとこ行けって言われた時は結構しんどかったかも

別の学校行きたかったからさ

今となってはどうでもいいけどね

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

『まぁ、そんな感じかな』


途中で苦しそうな顔をしたり、悔しそうな顔をしたり

色々思いながら聞いてくれたであろう2人

話しが終わってすぐ2人に抱きしめられた




ごめん

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