24. ページ24
.
渡「そうだ、友希、もうすぐ新曲上がるから一緒に聞くぞ」
友「え！嘘、もうそんな時間なの！Aちゃん、お話ありがと」
そう言って少し離れたソファーに座っている翔太くんにくっつくように2人で1つのスマホを覗き始めた
私も、荷物を片付けたかったし、ちょうど良かった
ラ「あ、Aちゃん、手伝うよ」
そう言って、私から荷物を奪って先に階段を登っていくラウちゃん
そうすると少し手が震えていることに気づいて、病気を感じて怖くなった
先に上に登ったラウちゃんが、上からどうしたのと聞いてくるから大丈夫とだけ答えて
私も階段を上った
ラ「もう、すぐ隠そうとするんだから、手、震えてるよ？」
『あ、ごめん』
もう！すぐ謝らないの！とプンプンしているラウちゃん
……中学生は可愛いなぁ
この服は、洗濯物だよね、これ片付けておいて
そう言って、私のものを仕分けていくラウちゃん
さすがに、中学生に色々されるのは気が引けるから、あとはやると言って代わってもらった
ラ「さすがにやり過ぎた？ごめんね」
謝ってくるラウちゃん
『全然いいよ、その気持ちだけで嬉しい、ありがとね』
それだけ言って荷物を片付けようと手を動かそうとした時
ラ「……Aちゃん？どうしたの？」
『いや、分かんないけど、手が動かしにくい……かも』
ラ「え？……分かった1回座ろ、大丈夫？他にしんどいところない？」
『うん、大丈夫、ちょっと痺れてるけど』
ラ「それは大丈夫じゃない！手も冷たいし」
と手を握ってくれるラウちゃん
その時、少し遅かったから心配だったのか照くんが部屋に来た
岩「ラウ？A？大丈夫？」
何かあった？と扉の向こうから聞いてくれた
ラ「岩本くん、助けて」
そう言うと、1秒もなく、すぐに部屋に入ってきた
岩「は？どういうこと？何？」
『ラウちゃんがちょっと心配しすぎなだけで、大丈夫だよ』
『ちょっと手が痺れてて動かしにくかっただけ』
岩「まじかよ、、」
『うん、でも、今は動くようになったよ、』
良かった、、と少し力が抜けたように見える2人
ラ「Aちゃん、これからもこんなことがあると思う、絶対隠さないで」
岩「俺たちが近くにいるとは限らないけど、結城さんは絶対いるし、ラウも学校後ならいるから」
無理はしないことと何度も言われた
分かってるよ、自分でも苦しくなるのは嫌だから
『もちろん、分かってるよ、絶対言うから』
絶対、絶対だから
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 670人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鼎(プロフ) - りんごチョコポップコーンさん» コメントありがとうございます！ゆっくりになりますが、お楽しみください！ (2023年3月5日 14時) (
レス) id: 132f7c277f (このIDを非表示/違反報告)
りんごチョコポップコーン(プロフ) - コメント失礼します！これからお話がどう進んでいくのか気になります！作者様のペースで頑張ってくださいませ！ (2023年3月5日 11時) (レス) @page46 id: 61d7d12311 (このIDを非表示/違反報告)
鼎(プロフ) - うな！さん» コメントありがとうございます！ゆっくりではありますが、頑張ります！ (2023年2月28日 21時) (レス) id: 132f7c277f (このIDを非表示/違反報告)
うな！ - このようなお話大好きなので、完結するまで見届けたいなと思っております！主様のペースで更新頑張ってください！無理はなさらず！！ (2023年2月28日 21時) (レス) @page44 id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
鼎(プロフ) - エビピラフさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！まだまだ未熟ですが、更新頑張ります！ (2023年2月4日 12時) (レス) id: 502fd21f62 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鼎 | 作成日時：2022年12月24日 0時
