ごめんね、ありがとう,

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木曜、金曜と下へは降りず、ずっと部屋に籠って生活をしていた

土日の入院に向けて準備をしたり、スマホを触ったりしたけれど、半分は寝て過ごしていた

そして土曜日の朝、仕事がある蓮くんと亮平くんと翔太くん、涼太くん以外のメンツは

みんな揃っていたけど、ゆっくり眠っているから起こさないよう静かに家を出て

結城さんの運転で病院に向かった


『結城さん、送ってくれてありがとう』

『私は大丈夫だから、検査の間待ってなくていいからね』

『もう高校生だし、自分でできるから、先生達もいるし、家にはみんなもいるでしょ？』

『結城さんが居ない状態を長くしちゃうとみんな不安になっちゃうからさ』


無事に病院に着いたあと、一緒に来ようとする結城さんにそう言って家に帰るように伝えた

もちろん最初は色々手続きがあるからそれはしてもらわないといけないんだけど

それ以上私一人に時間をかける訳にはいかないからさ


その後、手続きが終わり、櫻井先生とも出会ったから

そこで結城さんとはお別れした


『櫻井先生、2日間よろしくお願いします』


櫻「うん、よろしくね、まずは病棟に行こうか、荷物置いてこよう」


そうして向かった先は最上階の一人部屋

そこに荷物を置いてこれに着替えてくれと服を渡されたので、それに着替えて部屋の外に出た


『着替え終わりました』


櫻「OK、体調悪いとかない？大丈夫かな？」


『はい大丈夫です、』


櫻「もう検査室で菊池が待ってくれてるから、行こうか」


『はい、お願いします』


それから色々検査されて、でっかい機械に入ったり、採血したり

よく分からなかったけれど、先生たちの顔があまり良くないから、結果に期待は出来ないと思う

お昼休憩を挟んで、またたくさん検査を受けた


櫻「よし、検査終わり！お疲れ様Aちゃん」


『ありがとうございました』


櫻「菊池が部屋まで送ってくれるから、気持ち悪いとかあったらすぐに言ってね」

「菊池、よろしく」


菊「Aちゃん立てる？ゆっくりでいいよ」


『はい、大丈夫です、立てます』


少しフラフラしたけれど、なんとか自分の足で部屋まで帰ることが出来た

ベットに座って少し菊池先生と話をしていた時に

ずっと疑問に思っていたことをぶつけた


『あの、なんで私の部屋は最上階なんでしょうか』


先生たちがここまで来るのに大変じゃないかと思いそう質問した


菊「あぁ、出来るだけ人が通らないところだからだよ」


どういうこと？

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