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結「A、起きて、家ついたよ」
いつの間にか寝てしまっていたみたいで
気づいた時にはもう家に着いていた
結「いっつもみたいにみんなには内緒にするから」
心配が顔に出ていたのか秘密を約束してくれた結城さん
いつもいつもごめんなさい
そう思っていたら優しく頭を撫でてくれた
結「退学の話だけどさ、すぐに退学届け貰いに行こ」
「あの学校は出したら2日後には受理されるから」
少しリビングでゆっくりしていたら結城さんがそう言ってきた
返事しようと思ったら電話がかかってきて
友希から連絡があってちょっとしんどいからお迎えきてだってさ
ついでだから貰ってくるねって
結城さんはすぐにお迎えに行った
それに答えられるほど元気がなかったけれど
もう地獄から開放されるならいいかななんてどこか自暴自棄になってたんだ
だから家に誰か居ることを忘れていた
「ねぇどういうこと？」
振り向くと蓮くんがいて、私を睨みつけていた
顔を見られたくなかったから制服の上から着ていたパーカーのフードをかぶって
すぐにリビングから部屋に逃げようと思ったんだ
後ろから聞こえてくる おい っていう声には気付かないふりをして
リビングから廊下に繋がるドアを開けてもう逃げられると思ったのに
「おっと、そんなに急いでどうした？怪我するよ？」
なんて優しく受け止める彼が居た
目「阿部ちゃんナイス、ちょっとそのままそいつ連れてこっち来て」
阿「こらめめ、そいつとか言わない」
それに不貞腐れたようにはいと答える蓮くんは一般的に見ると可愛いはずなのに
私には鬼にしか見えなかった
亮平くんに連れ戻された私はそのままいまさっきのようにソファへ俯きながら座った
目の前に立っている2人が怖くて仕方がなかった
阿「めめ？どうしたの？」
目「俺らとの約束破ろうとしてるから怒ってるだけ」
阿「なんの約束？」
目「友希が高校で困らないようにずっと一緒に居るっていう約束を入学する時にしたのに」
「……寺、退学しようとしてんだよ」
「結城さんにも迷惑かけないっていう約束したのに」
亮平くんも唖然として口が塞がっていないし
私もそんなつもりがないと言えるような体力がなくて静かな空間が広がった
阿「A？ホントなの？」
『ほんとだよ、もういいかな、寝かせて』
そんな言い方が悪かったのか蓮くんが怒っちゃって
フードを引っ張ったことで顔が出てしまった
『お願いだから寝かせてよ』
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鼎(プロフ) - りんごチョコポップコーンさん» コメントありがとうございます！ゆっくりになりますが、お楽しみください！ (2023年3月5日 14時) (
レス) id: 132f7c277f (このIDを非表示/違反報告)
りんごチョコポップコーン(プロフ) - コメント失礼します！これからお話がどう進んでいくのか気になります！作者様のペースで頑張ってくださいませ！ (2023年3月5日 11時) (レス) @page46 id: 61d7d12311 (このIDを非表示/違反報告)
鼎(プロフ) - うな！さん» コメントありがとうございます！ゆっくりではありますが、頑張ります！ (2023年2月28日 21時) (レス) id: 132f7c277f (このIDを非表示/違反報告)
うな！ - このようなお話大好きなので、完結するまで見届けたいなと思っております！主様のペースで更新頑張ってください！無理はなさらず！！ (2023年2月28日 21時) (レス) @page44 id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
鼎(プロフ) - エビピラフさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！まだまだ未熟ですが、更新頑張ります！ (2023年2月4日 12時) (レス) id: 502fd21f62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼎 | 作成日時：2022年12月24日 0時
