26冊目 ページ27
太宰side
『間に合えッッッッ!!!!』
彼女はそう叫ぶ。
次の瞬間、彼女の手元に一本の短刀が出現した。
いや、彼女が
異能力の可能性が高い。
まさかこの入社試験で見れるなんて思ってもいなかった。
それに____
目線の先には
起爆に繋がる線を全て、その短刀で切ったのだ。
それもわずか一瞬で。
やはり、昨晩の倉庫の一件でも見たあの身体能力、
そこらの一般人をも遥かに圧倒するその推察力。
そして、彼女に戸籍は無かった。
まさか、私と同じようにして此処に流れ着いたのだろうか。
『だ、大丈夫?敦、君…………』
彼女自身もかなり驚いている様子だが、
やはりこうなる前からこれが入社試験だと判っていた様だ。
彼女は何者なのか、
やはりまだそれはわからない。
だけど……………
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
太宰「___寝るの早いなぁ」
目の前の彼女はわずか5秒で眠りに着いた。
凄いね!!
『…………………た、い』
太宰「?………………」
なにか、云っている
『………_________』
太宰「ッッッッ!!!!」
私はこの時、なぜ彼女の口からその名前が出たのかよりも___
__「A君は、悪い子じゃないよ。あまり苛めないでくれ」
太宰「…………そうだね。見る限り私の知るような悪い子では無いようだ。」
__「そうかい。」
太宰「君は………
__「僕らは………______だよ」
その言葉を最後に、彼らは消えた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『え、なんですか。そんなにジロジロ。え、なにか付いてます?』
太宰「ん?いいや、可愛いなぁ、と」
『え"ッッッッ……………』
太宰「なんでそんなに引くの!?私泣くよ!?」
『冗談ですって!!』クスッ
太宰「まあ、彼らが君が好きな理由もわからなくともないね」ボソッ
『へ?……なんか云いました?』
太宰「ううん。改めて、入社おめでとう。新入のA君」
『!!………よろしくお願いします。先輩』
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ぱんこっぺ(プロフ) - にゃんころさん» コメントありがとうございます!その言葉を糧にして頑張ろうと思います! (2020年9月2日 17時) (レス) id: ffa7069538 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころ - 面白いですね、好きです(唐突)更新頑張ってください! (2020年9月2日 17時) (レス) id: d77e4a1605 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんこっぺ(プロフ) - ばなな味すむーじーさん» コメントありがとうございます!現在、編集中です! (2020年8月30日 9時) (レス) id: ffa7069538 (このIDを非表示/違反報告)
ばなな味すむーじー - 面白いです!続き楽しみにしてます! (2020年8月30日 1時) (レス) id: 0e56321508 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんこっぺ(プロフ) - ナナナオさん» コメントありがとうございます!更新速度なんとか上げれたらなと思います!頑張ります!! (2020年8月24日 19時) (レス) id: ffa7069538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱんこっぺ | 作成日時:2020年7月28日 9時