先生、助けてください。(切実)

３冊目 ページ4

Aside

『…………なるほど。それで孤児院を理不尽な理由で追い出された挙げ句……この街を彷徨って斃死しかけた……ってこと？』

白い子「はい」

とりあえず、暇なのでこの子の過去話を聞いていた。

『うーーん。私も一応そんな感じかも』

白い子「え！？」

『へ？あー、まあ、私もちょっと……帰る所が無くなっちゃったんだよね〜へへへ』

白い子「笑い事じゃないですよ！？」

『そんだけ優しかったらさっきみたく強盗だなんて事は絶対無理だね。』

白い子「うっ………そ、そう、ですね」

さっきから思う。

この子……………マジで可愛い。

白い子「あっ……そういえば、名前……まだでしたね！」

『へ？………あー、うん。そうだね。』

＿＿＿いきなり名前とは

あれか。この先関わるかもしれないってことね(※潜書したと思ってる)

白い子「えーと、僕は＿＿中島敦(・・・)と、言います！」

『ﾌﾞｯｯｯ』

敦？「？」

え、いや、いやいやいやいや！？

待って！？

こんな偶然あり得る！？

なんでそこであの人の名前がっ……

まあ、よく考えれば沢山いるよね……

中島って名字に敦って名前の人。

そう。偶然だ。偶然！

敦「あっ、……えーーと、」

『あ、わ、私は……Aと言います！』

敦「Aさん……よろしくお願いします！」

『まあ、よろしく』

なんか、よろしくしちゃったけど…………

いいのかな？



そんな時だった。

＿＿＿＿＿川に二本……足が浮き出てきたのは

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