Pamela【名探偵コナン】 (ページ4)

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今となっては、華の痣は胸からお腹、首元に両肩辺りまで広がってしまった。

こうして、改めてみると、綺麗だと思う。
スズランにカサブランカにヒガンバナ。アジサイに
紫のクロッカス、黄色や白のスイセン。
本当に綺麗だ。
でも、それと同時に、

死に対する現実を突きつけられている様な気がするんだ。

もうすぐ死んでしまうのか。
そう思うと少し悲しいような。スッキリするような。

僕は今は中学二年生。普通なら青春している頃だ。
でも、僕は。来年の春には居ないのだろう。
僕の勘がそう言っている。

そういえば、ここは名探偵コナンの世界だっけな。ポアロ、行ってみようかな。
どうせ死ぬなら、死にに行ってしまえ！！的な。

そうそう、僕が住んでいるここはあの日本のヨハネスブルク。
ポアロに気軽に行ける場所である。

ちなみに何と運の良いことか、事件には会ったことがない。僕、凄くない？？

取り敢えず、ポアロ、行ってみようかなぁ。

あ、キャラどんな感じにしようかな？
太宰さんに似てるし……太宰さんぽくする？
流石に自“殺癖は無理だけど。
……コンタクトにしようかな。

少し太宰さんになってみる。

うふふ、楽しみだよ、まったく。
私、ちゃんとなりきれそうだしね！
もしかして、あの名探偵君に会えるかも知れない。
あ、梓さん、だっけな？美人な人だ、優しいのだから、きっと心“中にも付き合ってくれるだろう！！
嗚呼、楽しみだ！！

どうしよう。自“殺癖も出ちゃいそう。

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