Pamela【名探偵コナン】 (ページ11)

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ぺらぺらと僕に二人のことを話してきたお嬢様。
それは流石に……

ほら、見てよ！！死神君の顔！！
彼の顔は呆れと怒りの混ざった様な顔をしていた。
多分普通は気付かないだろうけど。

「ちょっ、園子！迷惑でしょ？すみません、私，毛利蘭って言います。園子がごめんなさい。」

「はぁー？？迷惑って何よ？別に迷惑かけてないわ！そうですよね、Aさん！」

『ええ、構いませんよ。それよりも、すみませんね。
皆様のお邪魔をしてしまって。』

「ええー？！そんなことないですよ！だってAさん、素敵じゃないですか！」

えぇ。僕が素敵？
確かに今はそういうタイプの人演じてるけど。

「お兄さん！僕、江戸川コナン！お兄さんは、なんで包帯をしてるのー？」

おうふ。
愛想のいい笑顔で僕に挨拶をしてくる、
死神元い(もとい)コナン君。
そこを聞いてくるかぁ。

『あー、……これはn』

「ちょっと！コナン君！失礼でしょ？！すみません、コナン君が。」

『いや、大丈夫です。ですが、まぁ。
あまりこの包帯については触れて欲しくはないので。
すみませんね。』

「本当にすみません！」

『大丈夫ですよ、本当に。あ、安室さん、注文いいですか？』

取り敢えず注文しようかな。
甘いものが食べたい気分なので、ケーキセットにしようと決める。

「はい、ご注文は？」

『ケーキセットでお願いします。』

「かしこまりました！」

ふふふ、甘いもの、甘いもの！
それはまさしく至高の逸品！
楽しみだ！！

とか言って浮かれていたら。

「お兄さんは甘いものが好きなの？意外だね！」

「ちょっと！」

『大丈夫ですよ。そうだねぇ、坊や。私は甘いものが好きなのだよ。だって糖分は頭に良いだろう？』

「へぇ、Aさんは甘いものが好きなんですね！
わかります！美味しいですよね！！」

んー……
A呼び、やだな。

『すみません、宜しければ名前で呼んで頂いても？
あまり苗字呼びに慣れていなくてですね。』

「あ、わかりました！じゃあ、Aさん？」

う、満面の笑み。
つよい…

『ええ、それでお願いしますね。』

「にしても、Aさんってなんというか、変わってますよね。」

『？何処がでしょう？』

「ほら、Aさんって表情筋、動いていませんけど、
雰囲気が凄い物語っているんですよね。」

まじ？

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