Prolog ページ1
「ねーぇ、Grillby'sってBARがSnowdinにあるらしいよ」
『BAR?あたしら未成年じゃん』
ちょっと前に機械が突然動き出したけど最近ではすっかり大人しくなっている。それは置いておいて、今日も今日とてぷらぷらと学校の外を歩いては友達と雑談をしていた。
その友達は緑色の炎をゆらゆらと揺らしながら突然話題を変えてきた
「なんでも私らと同じぽい種族の人が経営してるらしくてー。興味ない?」
『うっそマジ?行こ行こ、お金大丈夫?』
「ヨユー!Snowdinとか修学旅行でしか行ったことないから楽しみ〜。」
『んね!案内してくれたスケルトンとか懐かしいなぁ』
なんて雑談を繰り広げながらカバンを持ってSnowdinを目指す。途中のWaterfallでの道では2人でハラハラしながら道を渡った。
雨の降る道で極力濡れないように2人でくっついて傘を差して歩いたり、可愛いシャイレーンに挨拶したり。途中、Alphys博士に逢いに行くらしいUndyneが手を振ってくれたのは嬉しかった。Alphys博士とUndyneのような、甘酸っぱい恋愛をしてみたいなって友達と妄想に耽ったりもした。
「ふふふ、Undyneたらいっつも会いに行っていいなぁ」
『あんな素敵な人に会えるといいな』
キャッキャッと笑いながら話しているとゆらりと頭の炎が揺れた感覚がした。
『……あ!』
「Snowdinだ!ふふ、もうすぐだね!」
2人ではしゃぎながら雪の上を走る。モンスター生2度目の雪に大はしゃぎではね回っているとすっかり服はぐしょぐしょになってしまった。まぁ、すぐ乾くけれど。
そんなこんなで街に着いた。友達が言うにはここにGrillby'sがあるらしい。
『……LIBRABY?LIBRARYじゃないの?』
「間違えたんじゃない?」
『ふぅん』
「…あっ!ここ、ここ!Grillby's!」
『おー……雰囲気あるねぇ。大人って感じ!』
「入ろ入ろ」
ドキドキしながらドアを開くとカランカランとドアベルの音が響いた。しっとりした雰囲気かと思えばみんなワイワイと話していて少しイメージと違った。けど、みんな楽しそう。
「…BARって感じじゃないね?」
『たのしそうだからいいじゃ、……あ、』
店内を見渡していると、ふと目に入った人物がいた。ゆら、と頭の炎が揺れる。
「どうしたの、A?」
『…』
あの綺麗な赤とオレンジの炎。広い肩幅。ぴしりと整えられた服装。やばい、やばいやばい。
「きゃあっ!?ちょ、A!?」
『…スキ……』
「はっ?」
頭の炎が大きく燃えた音がした
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ひか - めっちゃ好きです😭 (2022年4月19日 18時) (レス) @page3 id: 165bbe98be (このIDを非表示/違反報告)
pandora(プロフ) - 昼蝶さん» コメントありがとうございます!Grillbyさんの小説すっくな…!!と思い少しでも作品数を増やそうと書いてます。面白いと言ってくださり嬉しいです、更新頑張ります! (2019年8月4日 20時) (レス) id: ee0d8bcccc (このIDを非表示/違反報告)
昼蝶(プロフ) - Grillbyさんの小説探してました!!面白いです!更新頑張ってください! (2019年8月4日 20時) (レス) id: e1565e6036 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Pandora | 作成日時:2019年7月8日 0時