世界姫 (ページ11) - 小説/夢小説

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人(私は人ではありませんが)は見た目で判断するものではないですよ。ページ11

テディは部屋に帰ってもやることがないので
(仕事は明日から)廊下をうろつき始める。
ふと廊下の向こうからピンク色の髪の海兵が歩いてきた。
その子もテディを見ると顔を赤くする。
あ『…あの』
「な、なんでしょうか？///」
テディはある疑問をぶつけてみた。
あ『なんでみんな私を見ると顔を赤くするんですか？』
「えぇ！？(貴女が綺麗だからなんて言えませんよ！)」
あ『あ…言いづらいことでしたら無理して言わなくても大丈夫です。
ただ単に気になっていた程度なので。』
眉を下げながら申し訳なさそうに言うテディ。
「えっと…まぁ確かに言いにくいですけど少なくとも貴女は悪くありませんよ。」
ピンク髪の海兵はニコッと笑いながら答える。
あ『そうですか…良かったです。えっとお名前は？』
コ「あ、コビーって、言います。貴女は？」
あ『私はテディーエセルです。テディって呼んでください、コビーさん。』
コ「テディさんですか。そういえばなんで海軍にいるんですか？
見たところ制服も着てませんし…」
確かにテディはワンピースしか着ていないので海兵には見えないだろう。
あ『あ、昨日から海軍に入ったので明日にコートを貰えるんです。
これからよろしくお願いしますね、コビーさん。』
コ「はい！よろしくお願いします、テディさん。
…でもすごいですね。」
あ『何がですか？』
コ「見たところまだ16歳くらいでしょう？なのに海軍に入れるなんて…」
テディはその言葉を聞いてクスリと笑う。
あ『私、見た目よりもずっと歳上なんですよ。』
ずーっとね。と言って行ってしまった。
コ「(そんな風にはみえないんですけど…)」
このあとコビーは同僚の海兵に抜け駆けは許さん！と叩かれてました。