39（＾_＾） ページ45
.
Chan side
私脅されてるんだ、と震えを隠しきることのできない声で呟いた彼女。
かく言う自分も携帯を握る手は汗でぐしゃぐしゃで。
電話を切ったあとも怒りで暫く動くことができなくて、肩をちょん、とつついたスニョンヒョンのおかげでやっと意識を取り戻した。
僕だけでは、この件は無理だ。
「ヒョン、ちょっと...」
JH「どうした？ウリエギ」
ジョンハニヒョンなら、力になってくれるはずだ。僕一人ではどうにもならないけど、ジョンハニヒョンは顔が広くて行動力がある。
ジョンハニヒョンだけに、と控えめにさっきの事態を説明すると、怒りに震えたジョンハニヒョンが目の前にいた。
JH「なんなの、それ？」
「許せませんよね、こんなの」
涙を押しやって食い縛るように床を睨み付けると、ジョンハニヒョンの手が頭に乗っかるのと同じくらいのタイミングで僕らの中で一番低い彼の声が後ろからとんできた。
「...ソイツ、俺が絶対潰す」
「え、ウォヌヒョン...？」
WW「その写真のこと下手に外に漏らすなよ、それでアイツが潰せたとしてもマイナスのイメージは必ずAについてくるんだからな」
いつもその低い声の中に感じるあたたかさなんてものはなくて、ただ冷酷さだけが伝わってきた。
JH「まあ...ウォヌの言う通りだな、アイツもともと裏じゃ良い噂ないし、他のミンギュが持ってった女たぶらかしてる以外の悪い噂で二重に叩けばいいだろ」
CN「え、あの記事ヒョンが...？」
JH「ああ、いつの間に集めてたんだろうな？あの日Aのところに飛び出して行く前にはご丁寧に準備万端だったけど」
Aはミンギュヒョンに助けられた、の一言しか言わなかったけど。
もしかして、ヒョン...
WW「とにかく、ミンギュには伝わらないようにしないとな...さっさと片付けて楽にしてやろう」
「ウォヌヒョンまで...ありがとうございます」
WW「…当たり前だろ、Aを助けるのは」
礼を言うと、じゃあ行くわ、とその場をすぐに立ち去ったウォヌヒョンの背中をただぼんやりと見送った。
JH「あいつ、いい男捕まえすぎだろ」
「え？」
JH「ミンギュさ、Aのところ飛び出してってAのこと守れるならスキャンダルになっても良いって、...キザだよな」
「ヒョンはAのこと...」
JH「…ウォヌもな、スゲーよアイツ」
Aがミンギュヒョンのこと好きだってわかった上で背中黙って押してるんだから...
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 263人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
犬歯(プロフ) - ダッツさん» あたたかいコメントありがとうございます(´；ω；`)自分で話がまとまらず長編に向かないなあ...と思いますが、応援してくださっている方がいるとわかるとものすごいエネルギーになります！大好きなんて言ってくださってありがとうございます〜！もっと頑張ります！ (2017年3月24日 13時) (
レス) id: 3bcebd3511 (このIDを非表示/違反報告)
ダッツ(プロフ) - 眩暈、本当に本当に大好きで更新をいつも楽しみにしております！！！ ミンギュの男前さ〜！最高です(;_;) これからも陰ながら応援してます。更新大変かと思いますが、頑張って下さい…！ (2017年3月22日 8時) (レス) id: 4971af9dde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2016年10月26日 23時
