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24 (`・ω・´) ページ28

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Mingyu side


『おはようございます』

「おはよ」


いつもと何ら変わらない表情で挨拶を交わすA、最近、自分の中でも彼女に対する感情が変わっているのがわかる。


『あれから、大丈夫ですか?』


ふとした時に気遣う、その優しさがくすぐったい。


なんだろう、俺が歳上な筈なのに、なんとなく甘えやすい感じ。


『あ、ソクミンオッパ、いよいよですね』

「おはよ、そうだな!一位目指さないとな!」


ソクミンのフィーチャリングをしている彼女に、ソクミンとの間に何とも言えない繋がりみたいなものを感じては、勝手にモヤモヤする。
 

俺は何なの?


『ミンギュ先輩?』


二人を眺めて顔が強張っていただろう俺を見上げて彼女が問い掛ける。


「A、あのさ...」



“好きな人とか、いるの?”



口から溢れそうになってやっと気付いた。

何を聞こうとしてるんだ、俺は。


『何ですか?』

「あ、いや...あ、今度ご飯でも行こう」

『いいですね、嬉しいです』


大人びた彼女が、微笑んで不意に見せる年相応の可愛らしいあどけなさが、愛しいと思った。


俺はとっくに、彼女が好きなんだろうか。



「ソクミンとの曲良い感じって聞いたよ」

『あくまでソクミンオッパのソロミニアルバムなんで私は踏み台でしかないですけどね、ソクミンオッパの曲他にも聞かせてもらったんですけど、あれは爆売れしますよ、絶対!』


なんて言って、彼女はフィーチャリングであろう曲を小さく口ずさんだ。


“知らず知らずの間に貴方は私の心を素知らぬ顔で陣取っていたのよ”


いつの間に、彼女から目が離せなくなったんだろう。


「すごく良い詞だね」

『本当ですか?ここ、私が書いたんです』


自分の仕事を誉められると満面の笑みになる彼女に、何故か心が小さく軋んだ。



Aの心の真ん中を素知らぬ顔で陣取ったのは、誰?


俺の気持ちなんて少しも気付いていない彼女は、俺の横で目を細めてただ笑っていた。


聞けないよな、誰が好きなの?なんて。

チャニに聞いてみる?


ああ、なんだよ。

いつもなら、好きだって気付いたらガンガンアタックする男だったのに。

 
怖いんだ、嫌われるのも、壊してしまうのも。


暫くはいい、これで。

彼女の笑顔が見える、ただの先輩っていうポジションで。



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犬歯(プロフ) - ダッツさん» あたたかいコメントありがとうございます(´;ω;`)自分で話がまとまらず長編に向かないなあ...と思いますが、応援してくださっている方がいるとわかるとものすごいエネルギーになります!大好きなんて言ってくださってありがとうございます〜!もっと頑張ります! (2017年3月24日 13時) (レス) id: 3bcebd3511 (このIDを非表示/違反報告)
ダッツ(プロフ) - 眩暈、本当に本当に大好きで更新をいつも楽しみにしております!!! ミンギュの男前さ〜!最高です(;_;) これからも陰ながら応援してます。更新大変かと思いますが、頑張って下さい…! (2017年3月22日 8時) (レス) id: 4971af9dde (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2016年10月26日 23時

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