ダンス ページ46
me side
ショッピさんから、ダンスのお誘いをもらって、
今、腕を組んで立っている。
私の腰にまわされた手はぎこちなく、ショッピさんは少し緊張しているようだった。
音楽が始まり、私達も踊り始める。
おぉ、普通に踊れてる。
さすがと言ったところだろうか。
どうにか、緊張を和らげようと、話ながら踊る。
『ショッピさんって、手、大きいですね。
なんというか、安心感があって、好きですよ、私。』
syp「…そ、そうっすか。」
あれ、逆効果か…？
さっきよりもショッピさんと目が合わなくなった。
『…えっと、あー…タバコっておいしいですか？』
syp「え、まぁ、それなりに。」
『うち、両親共にタバコは吸わない人だったので、ちょっと興味あります。』
syp「…そか。」
つ、続かない…()
しばらく他の話題を考えていると、ショッピさんが口を開いた。
syp「…Aって、どういう男と付き合いたい……？」
『へ？』
頬を染めながらそう問いかけるショッピさん。
男性のタイプ、とやらだろうか。
あぁ、なるほど。
女性の好きそうな話題を選んでくれたのか。
なんだか申し訳ないな…()
『あんまりそういうのは考えたことないですね。
私、婚約者いましたし。』
まぁ、と言ってもそういう契約を交わしたわけではないんだが、
私は、エトワール国の王子と結婚するだろうと言われていた。
代々王族を支えてきた家柄だ。必然と言えば必然だったのだが。
すると、ショッピさんは、心底驚いた顔をした。
そういえば、アストライア家のことあまり話してなかったな。
syp「…その、婚約者のこと、好きなん…？」
『ええまぁ。なんせ国を背負う立場の人でしたから。
敬愛してましたよ。』
syp「け、敬愛…っすか…？」
『？はい。』
syp「その、恋心とかは…？」
『あー、そういうのはよくわかりませんね() 』
syp「…そっか…」
この手の話は、聞くにはいいが、自分のこととなるとちょっと…
あぁ、ほんとに申し訳ない。
せっかく話をふってくれたのに。
どこかほっとした様子に見えたけど、ショッピさんはあんまり表情が読み取れなくてわかりにくい。
音楽が終わり、それと同時にダンスも終わる。
うーん、やっぱり慣れないな…ダンスは。
ここ数年で戦闘のほうが得意になってきた。
とりあえず、二曲目はパスして、グルッペンさんたちの元へと帰った。
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イデア(作者) - ご愛読ありがとうございます！続々編も何卒っ！！ (2019年10月3日 22時) (
レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - 凛さん» ありがとうございますっ！！！モチベ爆上がりです！もう１話更新しちゃお((ちょろい (2019年9月20日 21時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - コメント失礼します。毎日楽しみにしながら拝見させてもらってます(*´ω｀*)なんといっても、世界観が私好みです(*´∇｀*)これからの展開がとても楽しみです！無理せず頑張ってください！！(長文失礼しました…) (2019年9月20日 20時) (レス) id: 9e5967a2c9 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - あーさんさん» まぁ、友達ですからねw恥ずか死 (2019年9月19日 18時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
あーさん(プロフ) - イデア(作者)さん» 妹はあげませんからね☆そしてよく気づきましたねw (2019年9月19日 1時) (レス) id: f3806ed2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2019年8月16日 22時
