【wrwrd】一人じゃない。【軍パロ】

わからない。 ページ24

me side


私は考えた。
とりあえず、総統に話をしに行くことに決めた。

総統室の扉を叩く。



『失礼します。』

gr「レグルスか。何だ？」

『わかってるくせに。そんなに俺の正体が知りたいですか。』

gr「ああ。知りたい。」

『俺じゃダメなんですか。』

gr「どうせなら、本当のお前と仲間になりたい。
これは、俺だけの思いじゃない。みんなそう思ってる。」


『…なるほど？まぁ、頭の隅にでも入れときます。
とりあえず、詮索はやめてくださいよ。傷つくんで。』

gr「それは、君から話してくれるということで良いのか？」

『…まぁ、ずっと隠しとけるとは思ってないですよ。』



それだけ言って、総統室をあとにした。




…話して、しまおうか。
もし受け入れてもらえなくても、今なら…

…潔く諦められる。

あぁ、けど、怖いなぁ…。

スペルビアでの経験が、中々前に進ませてくれない。
仲間に捨てられる痛み、信頼し合っていたのが嘘みたいな地獄の日々。

今の私にその苦しみに耐えられる強さがあるかといえば、ない。


どうしたらいいんだろう。
どうしたいんだろう。


わからない。

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