辛い ページ18
me side
『…っ！』
私が自分のこめかみにつきつけていた拳銃は、遠くに弾き飛ばされていた。
ショッピさんが、拳銃を撃ち抜いたのだ。
ゾムさんとショッピさんが凄い勢いで近づいてきた。
zm「お前ｯ、なにしてんねん！！」
『なにって…見ればわかるでしょ…。
ほっといてくださいよ…』
力なく答える。
syp「っ…！！」
ショッピさんは、私の胸ぐらを掴み、涙を流した。
私には、ショッピさんがどうして泣いているのかわからなかった。
考える気力すらなかった。
『…なんですか。』
syp「ｯ、アホ！！なんですか、ちゃうやろ！！！
なに勝手に死のうとしてんねや！！」
『…別に、それは俺の自由でしょ。勝手にしてなにが悪いんですか。
あんたらに支障はないはずです。』
zm「支障なんか大有りやわ！俺らはレグルスのことを大事な仲間や思てんねん！
その大事な仲間が一人でもおらんなるなんて耐えられるわけないやろ！！」
『ｯしつこいな！！』
ショッピさんの手を振り払い立ち上がる。
『何度言えばわかるんですか！！
仲間とか、友達とか、いらないって言ってるんです！！
どうせあんたらも、本当の俺を知ってしまえば、簡単に変わってしまうくせに。
もう嫌なんだよ…これ以上、俺を苦しめんな……！！』
涙が頬を伝う。
もうやめて…お願いだから…
ようやく終わったんだから、楽にさせて。
…疲れたんだ、私は。
邪魔しないでよ。
zm「っレグルス…」
gr「そんなことないゾ！！」
声の方へ振り返ると、そこには、国の総統と書記長と狂犬が。
gr「少なくとも俺は、お前が何を抱えていようと、何であろうと気にしない。
言っただろう。俺は実力主義であると。」
tn「グルさんだけやなくて、俺らみんなそうやで。」
『………綺麗事にしか聞こえない。
もう、疲れたんです。俺はずっと、この日のために生きてきた…
今の俺には明日を生きる気力も、意味もない。』
私はあの日からずっと一人だった。
寂しかった。辛かった。どれだけ枕を濡らしたことか。
でも耐えてきた。耐えられた。復讐を成し遂げるためならば、
どんなこともそれほど苦痛ではなかった。
ある意味、この復讐こそが私の希望であり、拠り所だったのかもしれない。
もう、一人で苦しい思いはしたくない。
仲間に捨てられるのもごめんだ。
今まで負ったたくさんの傷は、癒えることなく日々私を苦しめる。
復讐を遂げて、この苦しみに耐える強さまで失った。
私は、一人になりたい。
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イデア(作者) - ご愛読ありがとうございます！続々編も何卒っ！！ (2019年10月3日 22時) (
レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - 凛さん» ありがとうございますっ！！！モチベ爆上がりです！もう１話更新しちゃお((ちょろい (2019年9月20日 21時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - コメント失礼します。毎日楽しみにしながら拝見させてもらってます(*´ω｀*)なんといっても、世界観が私好みです(*´∇｀*)これからの展開がとても楽しみです！無理せず頑張ってください！！(長文失礼しました…) (2019年9月20日 20時) (レス) id: 9e5967a2c9 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - あーさんさん» まぁ、友達ですからねw恥ずか死 (2019年9月19日 18時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
あーさん(プロフ) - イデア(作者)さん» 妹はあげませんからね☆そしてよく気づきましたねw (2019年9月19日 1時) (レス) id: f3806ed2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2019年8月16日 22時
