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叶う ページ13

帝王がいるであるう大広間の扉の前までやってきた。


『…い…ッ…』


そこで、腕や足に傷をおっていることに気づく。


『いつの間に…』


まぁ、別にどうでもいいけど。
一応、簡単に包帯を巻く。

もう一度剣を握りしめ、深呼吸をする。

そして、扉を思いきり蹴破った。

中には、帝王の他に兵士が20人、そして恐らく暗殺者だろうか、
強そうな護衛が二人ほど帝王の近くで武器を構えていた。


『これはこれは。手厚いお出迎えだことで。』

王「名乗りくらいは聞こう。」


私は左手の紋章をかかげ、くちを開いた。


『これを見れば察しはつくでしょう。エトワール国貴族、アストライアですよ。』

王「…身分のあるやつは全員殺したはずだ。
なぜ生きている…」

『それは、父と母が私を生かしてくれたから。

貴方こそ、なぜ裏切ったんですか…!!
私達が何をしたと…!
国交は上手くいってたはず!なのにどうして…!!』


王「なぜ?そうだな、強いて理由を作るとすれば…
俺の功績の一部になってもらうためだ。」

『…っは?』

王「俺は当時、帝王に就任してまだ数年だった。
そこでエトワール国を帝王としての力を各国に示してやるための材料に利用した。

ただそれだけだ。
平和主義の国など不必要だろう?
自ら殺してくださいと言っているようなものだ。

まぁ、エトワールには感謝しているよw
おかげで俺は、完全なる帝王になることができた。

俺に逆らう奴はいない。
ふふwふははははははwww」


『狂ってる……』

王「貴様も哀れだ。エトワール国の人間なだけあって自ら私に殺されにくるとはw!

全く、国があれなら国民もあれだなw
さて…ここにいる兵士は我が軍の中でも数々の戦闘を生き抜いたベテランだ。

そう簡単に倒せると思うなよ。」


そこで、私の辛うじて残っていた部分が音をたてて崩壊した。

どす黒い闇が私を飲み込み、地獄のような炎が復讐心を焼き尽くす。


『私の愛するものを侮辱した行為、どう償ってもらおうか…
正々堂々、完膚なきまでに捻り潰す。

そこで笑っていられるのも今日で最期だ』



自分でもわかるほど、興奮していた。
体が熱く、目は見開いていて…

言うなれば悪魔そのもの。

私は剣を握りしめ、地面を蹴った。




もう誰にも、止められない。

復讐→←復讐の炎に身を焼かれ



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イデア(作者) - ご愛読ありがとうございます!続々編も何卒っ!! (2019年10月3日 22時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - 凛さん» ありがとうございますっ!!!モチベ爆上がりです!もう1話更新しちゃお((ちょろい (2019年9月20日 21時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
- コメント失礼します。毎日楽しみにしながら拝見させてもらってます(*´ω`*)なんといっても、世界観が私好みです(*´∇`*)これからの展開がとても楽しみです!無理せず頑張ってください!!(長文失礼しました…) (2019年9月20日 20時) (レス) id: 9e5967a2c9 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - あーさんさん» まぁ、友達ですからねw恥ずか死 (2019年9月19日 18時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
あーさん(プロフ) - イデア(作者)さん» 妹はあげませんからね☆そしてよく気づきましたねw (2019年9月19日 1時) (レス) id: f3806ed2dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イデア | 作成日時:2019年8月16日 22時

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