資料 ページ1
me side
外出がバレたときは、結構焦った。
だけどまぁ、うまく信じてもらえたようで、
あれからは特に疑われることはない。
トルマチの隠しカメラの調子は良好。
3ヵ月ほど様子を伺っているのだが、今のところ大きな動きは見られない。
まぁ、なんにしろ、来年には片をつける。
そのための準備は、綿密に行っているし大丈夫だろう。
『あ、そういえば資料室…行ってなかったな…』
エトワール国の資料、一応見に行く予定だったのをすっかり忘れていた。
私、髪切って染めて、瞳の色も変えて…大分わからなくなってはいるものの
気づく人には気づかれてしまう。
特にここの人達は優秀だから、きっとすぐにわかってしまうだろう。
もし、アストライア家の情報があれば抜きとっておかなきゃ。
万が一に備えて、ネット上のアストライア家に関する情報は私が管理してロックしているが、
紙の資料となるとやはりそうはいかない。
思い立ったが吉日ということで、私は早速資料室までやってきた。
扉を開き、中に入る。
すると、あの良い匂いに包まれる。
私は、資料室がわりと好きだ。
静かで、落ち着く。
かすかに漂う紅茶の良い匂いは、さらに居心地を良くさせる。
em「レグルスさん。」
『あ、エミさん。ちっす！最近中々来れてなかったんで来ちゃいました。』
em「ようこそ。そうだ、今ちょうどオスマンさんから焼き菓子をいただいて…
良ければ一緒にお茶でもどうですか？おすすめの紅茶があるんです。」
『いいんですか？いただきます！』
em「では、ちょっと待っててください。準備してきます。」
そう言って、エミさんは資料の奥へと消えて行った。
そして私は今のうちにと、エトワール国の資料のある場所へと向かった。
『…あった。』
背表紙に"エトワール"国と書かれた資料に手を伸ばす。
中には、エトワール国の歴史、人物、国交、政治などについてまとめられていて
そこには、貴族に関するものもあった。
見知った人達の名前や、写真と共に思い出が蘇る。
そして、“アストライア家”の項目を見つけ、文章を目で追った。
“アストライア家。家柄の歴史は、国と共にあり、とても長く偉大と言える。
初代から王族に仕え、国の発展を国王とともに見届けてきた。
どの代も国に成す功績は素晴らしく、エトワール国において、
必要不可欠な家系である。”
そして、ページをめくると……___
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イデア(作者) - ご愛読ありがとうございます！続々編も何卒っ！！ (2019年10月3日 22時) (
レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - 凛さん» ありがとうございますっ！！！モチベ爆上がりです！もう１話更新しちゃお((ちょろい (2019年9月20日 21時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - コメント失礼します。毎日楽しみにしながら拝見させてもらってます(*´ω｀*)なんといっても、世界観が私好みです(*´∇｀*)これからの展開がとても楽しみです！無理せず頑張ってください！！(長文失礼しました…) (2019年9月20日 20時) (レス) id: 9e5967a2c9 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - あーさんさん» まぁ、友達ですからねw恥ずか死 (2019年9月19日 18時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
あーさん(プロフ) - イデア(作者)さん» 妹はあげませんからね☆そしてよく気づきましたねw (2019年9月19日 1時) (レス) id: f3806ed2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2019年8月16日 22時
