初日 ページ14
新兵は寮へと案内されて、各自部屋を決め、荷ほどきした。
次の日は、城の案内と説明等をされ、夕食では歓迎の宴が開かれた。
そして、軍に入って3日目の今日、訓練初日を迎えた。
私が配属されたのは、シャオロンさんが隊長を務める近接部隊。
sya「俺が近接部隊隊長のシャオロンや。新兵のみんな、よろしく。」
気さくな笑顔で自己紹介する彼は、
なんというかとても可愛らしい人で、そして頼りがいのある人のように思えた。
やはり、ここの軍の上層部は平均年齢が若い。
一般兵士の中に、歳上がいるような状態だ。
実力は確かなんだろうが、なんだかとても不思議な感覚だ。
sya「よぉし！じゃあ、早速訓練について説明すんで！！
まず、基礎体力がないと話にならん。
てことで、訓練毎に城の外周を30周は走ってもらう。
最初はキツいかもしれんけど、生きるために大事な基礎やから。頑張ろうな。
そしたら、今度は組手。二人一組になってやってもらう。最初は武器無しで素手な。
これからみんなの実力に合わせて変えていくから。
今日は、まずこの２つをやってみよか。」
説明を受け、城の外周に行く。
なんだ、普通にしっかりしてる。むしろ良い。
スタート地点は門の前。
sya「自分に無理のないように。持久走やから、速さは関係ないからな。
そこんとこ注意して。じゃあ行くで！」
シャオロンさんに続くように、走り始める。
シャオロンさんは先頭をキープして走り続けている。
10周くらいから、少し先頭を行く人数が減ってきた。
20周もすれば、シャオロンさんについて行けてる人は私の他に2、3人程度。
そして、30周。
シャオロンさんと一緒にゴールしたのは私だけだった。
軽く息を整える。
シャオロンさんは、まだ少し余裕なようだった。
やはり、体力は幹部のみなさんと比べて少ないのかな…もっと頑張らなきゃ。
sya「君、新兵だよな？初日から俺について来れるなんて凄いやん。」
『いえ。軍学校時代に、少しは運動してたので。』
全員が30周走り終えた頃には、時計が昼食の時間を知らせていた。
sya「よし、じゃあ昼食をとって、13:00には訓練所に集合な。」
そう言って、シャオロンさんは幹部専用の食堂へと走った。
そして私も他の新兵と共に寮の食堂へ向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1048人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イデア(プロフ) - わいさん» 確認してきました← sha以降顔文字使っておりません！なので安心して読んでいただけるかと((( (2022年8月28日 23時) (
レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - わいさん» わいさんこんにちは！コメントありがとうございます。顔文字使っ…てましたね…！すいません()確かこれ以降の話では使ってなかったと思うので…(未確認)、良かったら読んで行って貰えると嬉しいです、 (2022年8月28日 23時) (レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
わい - ほんとすんません、！顔文字地雷なので描いて欲しかったです (2022年8月28日 23時) (レス) id: 9d9e909624 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - 天斗さん» EENYADE( ･´ｰ･｀)よくあることです(´-ω-｀) (2020年10月20日 22時) (レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
天斗 - に、2回も言ってしまってる……！！すみません……！ (2020年10月20日 22時) (レス) id: d9187ca616 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：イデア | 作成日時：2019年8月5日 19時
