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syp side
午後の訓練が早めに終わり、疲れたので癒しを求めてAの部屋へ行った。
最近、食堂以外で話してない。
いわゆるA不足というやつだ。
特に今は深刻な疲れが出ている。
早急にAが必要だ。
ノックをして、返事を待つ。
syp「……あれ。A？」
……
syp「……ほや？」
おらへんのか？
このまま勝手に開けるのもなんだかな…
tn「あ、ショッピ君やん。どしたんそんなところで。」
syp「あぁ、トントンさん。Aってどこいるか知りません？」
tn「あぁ、あいつなら今日お昼から城下に行くって言ったっきりやけど。
まぁ、暗くなる前には帰ってくるやろ。」
syp「そうっすか…」
そうか…おらんのか……
トントンさんと別れ、俺も自室に帰る。
ふと窓の外を見てみれば、オレンジ色に染まっていた。
暗くなる前っていつやろ。
しばらくベッドでゴロゴロして、時間を潰していた。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー
あれから2時間程。
窓の外は薄暗く、月が浮かんでいる。
時計は18:00を指していた。
さすがにもう帰って来とるやろ、
と、またAの部屋に向かった。
またドアの前に立ち、ノックをして返事を待つ。
syp「A〜？おらんの？」
……
またもや返事はない。
ロボロさんにインカムを繋ぐ。
rb＜はいはい〜？＞
syp「あ、すいませんロボロさん。」
rb＜おぉ、なんやショッピ君。＞
syp「Aって今どこにいますか？」
rb＜Aちゃん…？ちょっと待ってな。＞
インカムの奥でカタカタとタイピング音が聞こえる。
数分後、
rb＜…軍にはおらんみたいやで…？＞
syp「…え？」
rb＜あとは、各幹部の自室見るしかないけど。＞
それを聞いて、Aの部屋のドアを開けた。
もちろんそこにAの姿はなく、ただただ不穏な静気さが漂っていた。
syp「…A、部屋にもおらん…」
rb＜ちょ、インカム辿ってみるわ…＞
え、いや、多分城下満喫しすぎとるだけやって…
夕食には帰ってくるやろ…
と、焦る心を落ち着かせ、ロボロさんからの返事を待つ。
rb＜おかしい…インカムのGPSが機能してない…！＞
syp「嘘…や、」
焦りと不安が頂点に達し、頭が真っ白になる。
ロボロさんが、幹部全員にAのことを伝え、全員食堂に集合することになった。
おぼつかない足取りで食堂に行き、いつもの席に座る。
隣の空席が、さらに心を締め付ける。
どこ行ってん…A…
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イデア(プロフ) - かめ~kame~さん» かめさんありがとうございます(嬉涙)コメントくれて嬉しいですー！！フォローしてくれるんですか！仲良くしてください(土下座) (2020年8月12日 23時) (
レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
かめ~kame~(プロフ) - よみました!!!!すごいいいお話でずっとにやにやしたりしてました(笑)Twitterフォロー失礼します!!!! (2020年8月12日 23時) (レス) id: 45d186dbbb (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - 星が赤くなってる……！！？ありがとうございますー！！！！！(嬉涙) (2020年3月10日 0時) (レス) id: 5fcff99675 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - チーズケーキさん» どうも！ご無沙汰してました！！こちらこそリクエストありがたかったです…！！今後も何卒！！ (2020年3月9日 16時) (レス) id: 5fcff99675 (このIDを非表示/違反報告)
チーズケーキ(プロフ) - 完結おめでとうございます！リクエストも感謝しかありません！！ショッピ君かあいい(幼児)素敵なお話をありがとう！！ (2020年3月9日 15時) (レス) id: b91e5f674c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2019年8月29日 15時
