【ﾘｸ】仕事やからって。 ページ15
me side
kn「おー、A！」
『あ、コネシマさん！お疲れ様です！』
書類の提出を終わらせ、自室に帰ろうと歩いていると後ろから声をかけられた。
kn「なぁ、今暇？」
『はい。……またですか？』
kn「いや、せやねん。頼めるか？」
『もちろんですよ。』
kn「ほな、今からでもええ？」
『はい。』
そして私は、コネシマさんの私室に向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
syp side
最近、Aがおかしい。
いや、おかしいってのはちょっとちゃうかもしれへんけど。
１ヶ月くらい前だろうか。
Aは自室にも訓練所にもいなくて。
インカムを繋いだとき。
«はいはい。なんですか？»
syp「あ、A。俺、今仕事終わってんすけど…会える？」
«あー、ごめん。今仕事中だから…»
syp「そうなん？」
«うん。ごめんね…»
と、こんなやりとりを１ヶ月も繰り返している。
だが不満なのはそこじゃない。
仕事ってなんやねん。
書類は自室でやるやろ？
訓練は訓練所やん。
その２つにもおらへんて、どこでなんの仕事してんねん。
そして、夕食のとき。
一度聞いたことがある。
syp「なぁ、仕事ってなんの仕事してんの？」
『…？幹部補佐の仕事、だけど？』
syp「それだけ？」
『うん。』
その時は、そうか。と納得して、
考えすぎやな、俺。と普通に過ごしていた。
が、見てしまった。
Aがコネシマさんの部屋に入っていくのを。
きっと書類とか、伝達事項があって入ったんたろうなぁ、と思っていたんだ。
だけど、あまりにも入ってから出てくるまで時間がかかりすぎている。
さらには、一回だけじゃない。
度々、コネシマさんと二人でコネシマさんの部屋に入っては、数時間出てこない。
ほら、今日だって…
また、コネシマさんの部屋に入っていく二人を見る。
それからまた、インカムに手をのばした。
«はい。»
syp「なぁ、会える？」
«ごめん、仕事しないと…»
syp「なんの仕事。」
«書類、だけど。»
syp「ほんまに？」
«え、うん。»
そこまででインカムを切った。
それから俺は、コネシマさんの部屋の扉を開けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1131人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イデア(プロフ) - かめ~kame~さん» かめさんありがとうございます(嬉涙)コメントくれて嬉しいですー！！フォローしてくれるんですか！仲良くしてください(土下座) (2020年8月12日 23時) (
レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
かめ~kame~(プロフ) - よみました!!!!すごいいいお話でずっとにやにやしたりしてました(笑)Twitterフォロー失礼します!!!! (2020年8月12日 23時) (レス) id: 45d186dbbb (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - 星が赤くなってる……！！？ありがとうございますー！！！！！(嬉涙) (2020年3月10日 0時) (レス) id: 5fcff99675 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - チーズケーキさん» どうも！ご無沙汰してました！！こちらこそリクエストありがたかったです…！！今後も何卒！！ (2020年3月9日 16時) (レス) id: 5fcff99675 (このIDを非表示/違反報告)
チーズケーキ(プロフ) - 完結おめでとうございます！リクエストも感謝しかありません！！ショッピ君かあいい(幼児)素敵なお話をありがとう！！ (2020年3月9日 15時) (レス) id: b91e5f674c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：イデア | 作成日時：2019年8月29日 15時
