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me side
男が私めがけてナイフを振り上げ切りかかってくる。
とっさに私は、空いていた男の腹に蹴りを入れた。
男は後ろ…ショッピさん達の方へよろけ、尻もちをついた。
その途端、発砲音が鳴り響き、男は肩を押さえて苦しみの声をあげた。
それを見て、みなさんが牢屋に入ってくる。
syp「A、大丈夫か！？」
『っはい、』
syp「っ良かった…！！」
『すいません、』
心配や迷惑をかけてしまったことに、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
zm「ショッピ君！」
syp「…！あざす！」
ゾムさんが、鍵をショッピさんに渡した。
それを見て、鎖をショッピさんに向ける。
すぐにカチャリという音が鳴り、手は解放された。
tn「ショッピ君とAは先に軍に帰っとき。」
sya「こいつは俺らがちゃんと始末しとくからさ。」
syp「すんません、任せます。」
『本当に迷惑かけてすいませんでした…』
kn「迷惑なわけあるか。ええから、早よ帰って休め。」
『ありがとうございます、』
ショッピさんに手を引かれ、男のことはみなさんに任せて軍への帰路を辿った。
帰り道。
恐怖というものは、そんなすぐに消えるものではないらしく。
ちらちらと、先程の記憶が、奴の瞳が、頭をよぎる。
syp「__…なぁ？ちょっと、A？」
『え？』
名前を呼ばれていることに気付き、振り返ると心配そうな顔のショッピさんがこっちを見ていた。
『あ、すいません。ぼーっとしてて、なんですか？』
syp「…A、ほんま大丈夫なん？変なことされてへん？」
『大丈夫です…！ほんとに、なんともないです。
心配してくれて、ありがとうございます…』
前を向いて言う。
早く帰ろう、と、歩みを進めたその時。
体の重心が後ろに引っ張られ、私はショッピさんの腕の中に閉じ込められた。
『え、ちょ、な、なんですか？』
syp「声震えてんじゃないすか。俺の前でくらい素直になってや、」
そう言いながら、私の背中を優しくさする。
syp「一人で心細かったでしょ。ほんま、よう頑張ったで。」
『…ｯうぁ…』
その優しい声に、温かい手に、涙が頬を伝う。
一度零れた涙は止まることなく溢れ出る。
『ぅ…怖かっ…』
syp「うん。」
『わたし……ｯ…』
syp「もう、大丈夫やから。」
ゆっくりと、ただ確実に私の中の恐怖心が溶けて無くなっていく。
ひとしきり泣いて、私はまた意識を手放した。
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イデア(プロフ) - かめ~kame~さん» かめさんありがとうございます(嬉涙)コメントくれて嬉しいですー！！フォローしてくれるんですか！仲良くしてください(土下座) (2020年8月12日 23時) (
レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
かめ~kame~(プロフ) - よみました!!!!すごいいいお話でずっとにやにやしたりしてました(笑)Twitterフォロー失礼します!!!! (2020年8月12日 23時) (レス) id: 45d186dbbb (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - 星が赤くなってる……！！？ありがとうございますー！！！！！(嬉涙) (2020年3月10日 0時) (レス) id: 5fcff99675 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - チーズケーキさん» どうも！ご無沙汰してました！！こちらこそリクエストありがたかったです…！！今後も何卒！！ (2020年3月9日 16時) (レス) id: 5fcff99675 (このIDを非表示/違反報告)
チーズケーキ(プロフ) - 完結おめでとうございます！リクエストも感謝しかありません！！ショッピ君かあいい(幼児)素敵なお話をありがとう！！ (2020年3月9日 15時) (レス) id: b91e5f674c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2019年8月29日 15時
