夜桜 ページ1
me side
お昼間のどんちゃん騒ぎは、あれからおさまり、夜。
幹部の皆さんは、食堂で晩酌を楽しんでいる。
もちろんノンアルコール。
私は、充分お腹を満たして、水を片手に会話に耳を傾けていた。
すると、肩をトントン、と叩かれ振り替える。
syp「……A、ちょっとええ？」
『…？はい。』
ショッピさんに連れられ、やって来たのは中庭がよく見えるベランダ。
『…わぁ、凄い……』
そこからはちょうど、桜の木がライトアップされて見える。
夜の桜なんて初めて見た。
こんなにも綺麗なものなんて……と柵にもたれて見惚れる。
syp「……綺麗やな。」
『そうです…ね……？』
同意の意を込めてショッピさんに顔を向けると目が合った。
syp「今から大事な話があるんやけど、聞いてくれる？」
『なんですか？』
じっ、とまっすぐ目を見て言われたので、私も目を見て聞く。
syp「……俺、Aのことずっと好きやってん。
友達じゃ足りひん。俺の恋人になってほしい。」
『……ぇ…』
あまりのことに、思考が追いつかない。
好き……？恋人…？私が…ショッピさんの？
話の内容を理解したところで、顔に熱がいくのがわかる。
そして、ずっとわからなかったこの感情が、
ずっと気のせいだと蓋をしていたこの気持ちが、
止まることを知らないかのように溢れてくる。
好き…
…私は、ショッピさんのことが…好き。
そうか、これが、恋って言うのか…
ショッピさんの目を見る。
不安そうにこっちを見つめて、心なしか少し手に力が込もっていた。
『…私で良ければ、お願いします…！』
そう、笑顔で答えた。
syp「え、嘘、ほんまっすか…！？」
『経験不足で、ちょっとどうしたらいいかわかんないんですけど…
が、頑張りますから…！』
syp「…いや、それは俺もやから…」
お互い、頬を染めて目線を外す。
syp「ぁの、」
『…はい？』
syp「抱きしめてもいいですか…」
『…っ、どうぞ…』
ぎこちなく回される腕と、重なる暖かさに心臓の音はテンポを上げる。
少しひかえめに手を回せば、抱きしめる力が少し強くなった。
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イデア(プロフ) - かめ~kame~さん» かめさんありがとうございます(嬉涙)コメントくれて嬉しいですー！！フォローしてくれるんですか！仲良くしてください(土下座) (2020年8月12日 23時) (
レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
かめ~kame~(プロフ) - よみました!!!!すごいいいお話でずっとにやにやしたりしてました(笑)Twitterフォロー失礼します!!!! (2020年8月12日 23時) (レス) id: 45d186dbbb (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - 星が赤くなってる……！！？ありがとうございますー！！！！！(嬉涙) (2020年3月10日 0時) (レス) id: 5fcff99675 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - チーズケーキさん» どうも！ご無沙汰してました！！こちらこそリクエストありがたかったです…！！今後も何卒！！ (2020年3月9日 16時) (レス) id: 5fcff99675 (このIDを非表示/違反報告)
チーズケーキ(プロフ) - 完結おめでとうございます！リクエストも感謝しかありません！！ショッピ君かあいい(幼児)素敵なお話をありがとう！！ (2020年3月9日 15時) (レス) id: b91e5f674c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2019年8月29日 15時
